第2号 細野敦郎さん (岐阜県大垣市) 2005年9月16日訪問




沖縄県では、ラーメンでもうどんでも冷やし中華でも、
なんでもかんでも麺類は、そばって言うんですよねぇ。

こんな私って、うどんが本当に苦手なんだ。だから、香川県にも住めないんだ。
沖縄県と香川県はまったく関係ありませんが、砂金の人々をご紹介いたします。

そして、記念すべき第2回目の砂金の人は、有限会社島円の細野敦郎さんです。

若干、モト冬樹が入ってます

この島円は、創業から74年も続き、

水の都と勝手に言っている大垣市の
老舗のクリーニング店です。

だからって訳ではありませんが、
汚れがキレイに落ちるんです。

で、三重県鈴鹿市の村田かなこさんが、
この写真を見てモト冬樹に似てるって。

でもね、

考えてみれば、長い付き合いです。

だから、この島円って、この細野敦郎さんで3代目の老舗のクリーニング店です。 この地域でもかなり古く、その歴史ゆえに汚れを落とす技術はかなりのもんです。 ですから、普段はバカ話をする細野さんでも、 仕事のことになるとあまり冗談は通じません。 しかし、もともと冗談が通じにくい体質ではあると思います。 9月16日(金)に、岐阜県大垣市のお店にお伺いしました。 衣替えの時期には、この前に行列ができます! 基本は、明朗会計です こんな私は、この十数年間ズ〜ッとこのお店にスーツやシャツ等の衣類を出しています。 ですから、他所のお店のことはあまりよくは知らないんですが、ここは少し高級店です。 ってことは、当然、ウデも良く、リピート客もかなりの数です。だから、 フツーはまとめて洗うようなものでも、ここでは少数ロットで洗います。 そんなこだわりや技術向上の努力の甲斐もあって、他所のお店で落ちなかった そんな洗濯物がクチコミでたっくさん集まります。だから、いつでも真剣です。 いいですねぇ。普段の姿を知っている私は、もうおかしくてたまりません。 でも、仕事の評価はお客さんが決めます。実際にあったお話です。それは、

車で3時間をかけて三重県から来る、

そんなお客さんがいたそうです。
手にはいつもお土産を持ってね。

で、何百店もの同業者を通り過ぎて、
このお店に来てくれていたそうです。

お気に入りの服だったから。でも、

広島への転勤で来れなくなったので、
郵便で送るから洗って欲しいってね。

だから、そこまでのファンがいます。
夏だと軽く45℃は超えま〜す
あ、まったく関係はないんですが、プロの格闘家で最近グッと人気が出てきた所英男選手は、 細野さんの従兄弟です。彼が小学生のときまでは、圧倒的に細野さんの方が強かったみたい。 話を元に戻して、このお店は一切、安易な値下げはしないんです。理由は、 それだけの手間ヒマをかけているからです。まだ値段が安いくらいだって、 同業者や出入り業者にまで言われています。そのための努力って立派です。 で、洗濯物を洗うのが遅れると虫に食われやすいので、それを知らせるDMを送れば、 そのレスポンス率が28%もあるそうです。フツーは10%くらいなので考えてはいます。 だから、暑いのよ そうよ、とっても暑いのよ そして、お客さんが喜ぶことだけを考えて、心のこもった接客をし、 また、家庭での衣類のケアの仕方をとっても丁寧に教えてくれます。 そう、その価格よりもお客さんのその期待よりも、 ズッとそれ以上の高いサービスを目指しています。 現状ではちょっと忙しくてできないようですが、将来的には、 インターネットを活用して全国からの注文を受ける予定です。 衣替えの時期には、お店の前に行列が出来るほどの繁盛です。
グワシッ! by まことちゃん


おぉ! なにやってんだ。。。

って思ったら、これはオリジナルで作り出した、
汚れを落とすための“三種の神器”らしいです。

オイリーな私には、サウザンアイランド&
ごま油&マヨネーズにしか見えやしません。

そして、細野さんには大切な言葉があります。それは、温情、春の如し。 これは、2年前に病気で亡くなったお父さんが、最後に残した言葉です。 で、息子である細野さんは、この言葉の意味をジッと考えて、 この言葉が言わんとすることをグッとお腹に落としたんです。 そう、他人からどう見られても自分は常に低く、優しく、温かく、 そんな思いやりの心を絶対に失うこともなく、相手の幸せを願い、 そして、いつも楽しみを感じながら一人でも多くの人と出会たい。 細野さんのお父さんが生前、ズ〜ッと目標にしていたこの言葉を 息子である細野さんが、生きるための尺度として受け取りました。 常に温かく、そして和らかに生きる発想です。 おぉ!シャトルループみたい この時期にこれだけは結構、すごい!って本人が言ってた でも、この言葉は葬儀が終わってから、お父さんの手帳を読んで知ったそうです。 あたかも万物を生み育てる春の陽のように、 常に温かく和らかなものになり、 親しみやすい気分がその人のまわりに漂う。 それが、温情、春の如し。 また、お父さんは病気でなくなる寸前に、一言、 看護婦さんに“ありがとう”と言ったそうです。 それを後から伝え知った細野さんは、“ありがとう”って言う、 温かい言葉で締めくくれるそんな人生を送りたいと思いました。
とにかく、オンリー1だね!
いくら教えてもスカイプのやり方を覚えない、
そんなとってもアナグロッキーな細野さんは、

“とにかくお店も自分自身もオンリー1だね”
そう言うと、さらに続けて言いました。

“ナンバー1って戦い続けなきゃいけないけど、
 でも、オンリー1は立っていればいいからね”

ってね。
で、細野さんとは、十数年前からのお付き合いなんです。
だから、なんでも知っているつもりでした。かと言って、
別に知りたい訳でも興味があった訳でもありゃしません。

でもね、お客さんなのに、なんの気も遣わず遣わせず、
とっても楽なんです。家族同士で旅行にも行ったしね。

だから、細野さんのお父さんのお通夜にも出させていただきましたが、
とっても温かいお通夜でした。最後の最後に人柄って出るんですよね。

そして、“温情、春の如し”のまんまです。

やっぱりなにかあったら自分の支えになる、
そんな杖言葉が大切なんだと痛感しました。

ま、十数年も付き合ったんだから、
この際、死ぬまで付き合ってやる。

本当にありがとうございました。本当に嬉しかったです。
                            杉山弘道