第35号 横山亜由美さん (北海道札幌市) 2008年06月13日取材




先月は、取材のために北海道へと一滴増した。ただ、ほぼ日帰りです。
午後8時10分の飛行機で新千歳空港に着くとJRの鈍行に揺られて、

札幌のホテルに着いたのは午後11時50分です。もうすぐ明日です。
今、ふと振り返っても中部国際空港と新千歳空港しか思い出せません。

そして、記念すべき第35回目の砂金の人は、北の大地で女医ってる横山亜由美さんです。

私って高林鮎子に似てない? うふッ!
そう、女医る、女医れば、女医るとき。
未然、連用、終止、連体、已然、命令。

女医の変格活用です。申し訳ないけど、
43歳でなかなかここまで言えないよ。

名は、横山亜由美っぺ。若干、40歳。
循環器内科を専門とした北の女医です。

私は、この笑顔に出会うために、
北の大地へとやって来たのです。

窓の外には白い粉雪が舞っています。
あ、除雪車が走ってる。。ウソウソ。

注射を打たれないように頑張ります。

残念なことに、私は2人のおっさんと一緒に飛行機に乗って北海道へとやって来たのです。 私は、この砂金の取材が目的でしたが、奴らはカニを食うことしか頭にありませんでした。 本当に幼稚で情けない2人なので、何気に「脳波でも測ってやって」とお願いをしました。 すると「うちは動物病院じゃない!」と亜由美っぺは怒りに震えました。これもウソウソ。 6月13日(金)に、札幌駅前の立派なビルの3階にあるクリニックでお話を伺いました。 札幌にお越しの際は、是非! 職員の女の子も協力的です 午前10時30分から仕事らしいので、90分間でザッと取材をさせていただきました。 その上、脳波ではなく心電図を測ったのです。だから、ちゃんと保険証を持参しました。 ちなみに、上の看板を見ての通り、院長はご主人です。また、このクリニックの専門は 精神科です。そう、ここは札幌では指折りのとっても優れた精神科の病院だったのです。
と私は思う。岐阜の病院のことなら
分かるけど、札幌の病院は分からん。

でも、私と出会えた時点で優秀です。
そう、私の周りにはバカはいないの。

幼稚なおっさんはイッパイいるけど。

亜由美っぺは、小学校の頃から
とってもよく勉強ができました。

普段は口数が少ない女の子でしたが、
先生や友だちから好かれていました。

と私は思う。取材時間が足らなくて、
そこまで訊けなかったけど正解です。
窓からは、見晴らしのいい眺めです
地元の高校に入った亜由美っぺは、明らかに理数系の体質でした。しかし、最初から 医学に興味があった訳でもありませんでした。それどころか、理科室の片隅にあった 人体模型も怖くて凝視できないほどでした。だから、その当時の彼女の興味の対象は、 北海道ならではの永遠のテーマだったのさ。札幌で生まれ育った彼女の恩返しでした。 それは、雪を使った発熱です。北海道ってこれでもか!というくらい雪が積もります。 その雪を使って発熱ができないものかと高校生の頃から1人で悶々と考えていました。 今で言うエコです。私が高校生の頃は、自分のことしか考えていませんでした。そう、 俗に言うエゴです。その頃に比べると、自分でもかなり磨きが掛かってきた感じです。 仕事はテキパキやるわよ! あ、勝手に触らないでよね! だが、彼女は愕然としました。なんてこったい!すでに雪を使って発熱をする研究が、 半実用化されていたのでした。それを知った彼女は「阿寒湖のマリモになりたい」と、 言っていませんし思ってもいません。「きっと自分にはひらめきがないのでは?」と、 開発や研究畑に進むことを諦めました。そして、医学の道へと方向転換をしたのです。
おぉ!ビジ・ハドのカレンダーじゃないですか!
だから、好きでこの道に進んだ訳じゃなく、
なんとなく旭川医科大学へ入っただけです。

理数系の勉強ができて研究畑じゃないと、
医大への道しか残っていません。だから、

それが彼女のコンプレックスでもあるのです。
好きで好きで医者になった訳でもありません。

でも、人の命に関わるとっても重い仕事です。
だから、大学を出ると「国公立大学の医学部は、みんなの税金で成り立っているので、 多くの人に支えられて勉強をすることができた。それを還元したい」と思ったのです。 亜由美っぺは、自らの専門を循環器内科にしました。それは、心臓病や血管の病気の 専門科です。つまり、救急の中の救急の科で1分1秒を争う超ハードな部門なのです。 そこがまた彼女のコンプレックスでもあるのです。今、精神科のクリニックですよね。 なので「私が選んだ循環器内科じゃない!」と目を潤ませながら深くうな垂れました。
まぁ、白衣を着ればみんな同じです。
絶対にピンクじゃなくて真っ白です。

あ、超重要なことを忘れていました。
その昔、亜由美っぺが大きな病院で

パートをやっていたときのお話です。
その当時、子どもが小さかったので、

当直と救急はやらないという条件で、
その病院に勤めていました。しかし、

そのことが先輩医師たちの癇に障り、
いろいろと嫌な思いもしたものです。

一生懸命の手作りサイトです…→


札幌駅から歩いてすぐの好立地です!!
私が思うに、多くの医者って陰湿だから。当直も救急もNGだという条件だったのに、 定時に帰ろうとする彼女の背中に痛いほどの鋭い視線と罵詈雑言が浴びせられました。 同じ医者、同じ人間として本当に凹みました。また、そのとき心の支えになったのが、 みなさんもよくご存知の【砂漠に水】でした。要は、保険証もお金も要らない薬です。 さすが!専門書がズラリ! おっさんを順番に検査しま〜す♪ 彼女は今、大学時代に知り合ったご主人と一緒に北の大地でクリニックを営んでいます。 ご主人が専門とする精神科の病院として。またこのご主人が“超”がつくほど優秀です。 彼女と同じ旭川医科大学を卒業すると東京大学の大学院へと進みました。そこで、 あの【セクシー心理学】のゆうきゆうに一度だけおごったことがあるらしいです。 私は一体、ゆうきゆうになにをおごったのか気になって仕方ありません。 やはりご主人は、東京の最先端の設備がある病院で働きたかったのです。 その当時、すでに結婚していて東京と札幌に離れて生活をしていました。 亜由美っぺは「私は、東京に住むつもりはない」とご主人に言いました。 キッパリと。でも、本音の1つには、東京の最先端医療を北海道にもって来て欲しかった。 悲しいかな、やはり北海道の精神科の技術は東京に1歩も2歩も遅れているのが実情です。 精神科といえども、薬物治療に頼るところが多いという噂です。それは、 カウンセリングでは点数がもらえないために楽で儲かる薬に頼るのだと。 という噂です。あくまでも「という噂」というレベルです。 北の大地に生まれ育った彼女は、みんなの税金で勉強をさせてもらった恩返しをしたい。 主が精神科でも、血圧や心臓や糖尿に関する知識と経験を活かせるはずだと思いました。 自分に関わっている人が、自分の周りの人が幸せならばそれでいい。そのために、 自分にできることだけをやり続けたいと横山亜由美は、北の大地に誓うのでした。
彼、もうダメですよね。。。
私の検査結果を診るために白衣を着た亜由美っぺは、

“これといって、将来の夢とか目標なんてないの”
そう言うと、さらに続けて言いました。

“私は、今のままがズッと続けばそれで満足だし、
 私の役目が終われば明日にでも医者を辞めるわ”

ってね。
生れて初めて女医ってる人と面と向かってお話をしました。

それと、火曜サスペンス劇場の高林鮎子にちょっと似てません?
ちょっとだけど。高林鮎子は「あゆっぺ」と呼ばれていたので、

亜由美っぺと書きました。それ以外のなにものでもありません。

女医さんってなにを食べるのかな?と思っていましたが、
案外、普通のものを食べるのね。何気にホッとしました。

「私は人見知りをするから…」と言っていた割りには、
訊いてもいないことをペラペラとよく喋ってくれたし。

その上、私の心電図の検査結果を診るために、
白衣に着替え演技まで付き合ってくれました。

本編に貼ってある写真の最後のは、私の検査結果に人差し指を指して、
胡散臭い2人のおっさんとアカデミー賞者の演技をしている場面です。

全然、人見知りしないじゃん。

いただいた札幌駅の構内で売っているチーズケーキは美味しかったです。でも、
随分前に「私がクッキーを作る」と明言したので、約束は守った方がいいです。

ちなみに、そー言いながらロイズのクッキーをこれ見よがしに出さないように。

本当にありがとうございました。今度は、血液検査をお願いします。