2009年02月27日(金)一覧

第1656滴 ~恨む対象が間違っている

多くの社長の愚痴、恨みつらみに耳を傾けるとよく分かるが、
「○○社がウチとの取り引きをしてくれない」とは言わない。

「○○社がウチのライバルの△△社に乗り換えた」とは嘆く。

要は、今まで世話になった、やさしくしてくれた人(会社)との
縁が切れたときにだけ愚痴や恨み節を吐いている。

先月まであんなに発注してくれたのに、
休日はゴルフで一緒に汗を掻いたのに。

その縁が切られたとき、その相手は居酒屋で延々と愚痴られる対象となる。

よく考えればおかしなもので、今までに1円もくれたことのない人、
1個も発注してくれたことのない会社の社長と居酒屋で飲みながら、

それまでさんざん世話になった人(会社)のことを悪く言うのが常だ。

本来ならば、感謝はしても愚痴や恨み節の対象にはならないと思う。

むしろ、愚痴を言ったり恨み節の対象となるのは、
目の前で一緒に飲んでいる「得にも害にもならない奴」だ。

しかし、本当に世の中はおかしなもので、
一度でも世話になった人が去ったときにだけ恨みつらみが出るものだ。

1円も払っていない奴を恨むことは、まずない。

愚痴や恨みつらみを吐いてもOKだが、
その対象が間違ってはいないだろうか。

縁を切られた、他社に乗り換えられたというのは、
それまで世話になった、苦しいときに助けてもらったという証拠だ。

得にも害にもならない相手と居酒屋で安い酒を酌み交わす暇があるのなら、
それまで面倒を見てくれた人がなぜ去ったのかこの数ヶ月を顧みることだ。

本当の敵は、たったの1円でさえも払ってくれない奴しかいない。

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一┃筆┃後┃記┃
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人間は、マイナスになったときにだけ愚痴をこぼす。

それまで付き合ってくれた大切な人が去る。
毎月、何百万円も取り引きをしてくれた会社が他社に乗り換える。

これらは、今までせっかく積み上げてきたものが、
目に見えて崩れ去ったから「マイナスになった」と感じただけだ。

逆に言えば、今までにそれだけのものをくれたし、
それだけのことをしてくれたので、感謝をしても恨む対象にはならない。

なのに、世間の連中はそれが分かっていない。

それどころか、今までに何のメリットも与えてくれない連中たちとは、
笑顔で普通に接している。どう考えてもおかしいし、滑稽だと思う。

今、愚痴や恨みつらみの対象となっている相手の顔を思い浮かべて、
過去に世話になった恩人ではないかどうか、今一度、確認してみるといい。

では、また次回、お会いできるのを楽しみにしています。
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第1655滴 ~有意義な月曜日の営業会議:軌道から外す方法

毎週月曜日の朝礼の後に営業会議をやっても、
結局、先週と同じ結論になって「時間の無駄だった」と感じるのは、

メンバーが同じだからだ。

同じ10人で何度となく会議をやったところで、
その10人の力関係は絶えず同じに決まっている。

だから、まったく議論も発展しないし、
先週の焼き直しの結果で終わってしまう。

その光景は、まるで土星の輪っかのように、
同じ軌道を延々と回り続けるようなものだ。

その軌道から1メートルでもいいから外さなければ、
死ぬ(潰れる)まで同じことを繰り返すこととなる。

たった1メートルでも外れれば、未だ見ぬ違う世界があるというのに。

では一体、どうすればいいのか。

その朝っぱらの営業会議にたった1人でもOKなので、
新しいメンバーを加えてみる。

すると、先週までの10人の力関係のバランスが崩れ、
今までにない会議の進行が普通はできるはずだ。

そのとき肝心なことは、だからといって
コンサルタントや過去の成功者などをそこに介入させないことだ。

彼らは、決まって過去の成功体験を元に「ひな型」を提供してくれる。

「これを○○すれば必ず△△になるはずだよ」という立派なひな型を。

一見、非常にありがたく思えるが、それだと今後、
「考える」という本来の仕事をまったくしなくなるし、できなくなる。

その場に必要なのは、今の軌道から外れる1つのキッカケだけだ。
大切なのは「ひな型」ではなく、自ら「考える」キッカケだけだ。

今までの10人が11人となり、提供された「ひな型」にはめ込んで
事が上手く運んだとしても、来週の月曜日からはそれ以上には発展しない。

10人を11人とすること。その新たな1人は、
できるだけ素人にすること。

当然、10人と同じ分だけの発言権を与えて。

たったそれだけのことで月曜日の無機質な営業会議が有意義なものとなる。

絶対に口先だけのコンサルタントや終わった成功者などは入れないことだ。

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一┃筆┃後┃記┃
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絶えず的を射た発言をする人間がありがたく目に映るが、
言い換えれば、そいつがいないと何もできないということになる。

「ひな型」を与えてくれる人間よりも、
「考える」キッカケを与えてくれる人間の方が数百倍もありがたい。

相続財産として1億円のキャッシュをもらうよりも、
1億円を稼ぐことができる仕組みをもらった方が嬉しいのと同じだ。

それを上手く軌道に乗せれば、きっと何百億円にもなる。

たった1メートルでもいいから今の軌道から外して、
新たな軌道に乗せるだけでテーブルの上の議題程度なら絶対に上手くいく。

賭けマージャンがつまらないと感じるのは、
昨日も今日も明日も同じ1人が勝ち続けるからだ。

メンバーを入れ替えさえすれば、一昨日よりは楽しくなるとは思う。

では、また次回、お会いできるのを楽しみにしています。
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第1654滴 ~「よくやった。それがいいんだ」と言えるかどうか

自分の大切な部下がちょっとしたミスを犯したとき、
上司であるあなたは「よくやった。それでいいんだ」と言ったとする。

そのとき部下は「いい上司だ」とは決して思わない。

それどころか「やはりミスはミスだ。俺はダメな男だ」と凹むはずだ。
「それでいい」とは「本当は、それでない方がもっといい」ということだ。

言葉尻をとらえて遊んでいるように思えるが、
部下は、上司の言葉尻しか気にしないものだ。

すべて悪い方へマイナスの方へと解釈をする。その結果、
どう解釈しても悪く感じないときにはじめて「よかったんだ」と安堵する。

下の者は、絶えず目上の者の「揚げ足を取り」また「足をすくう」ものだ。

それを前提として、自分の可愛い部下と接するならば、

「よくやった。それでいいんだ」とミスを変にたしなめるのでなはく、
「よくやった。それがいいんだ」と本気でサラッと言えるかどうかだ。

それを言われた部下からすれば、

●「それでいい」=ひとまず自分の行為を認められる

●「それがいい」=最大限に自分の存在を認められる

と潜在的な部分で自然と解釈してしまうはずだ。

たった一言いや、一字の違いだが、受け手にとって見れば、
雲泥の差がある。

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一┃筆┃後┃記┃
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3日間も雨が続くといい加減、嫌気が差す。

下の者からすれば、話の真ん中の部分などどうでもよくて、
いつも言葉尻だけを気にするものだ。

必ず「自分を認めてくれているのか」また「自分は必要な存在なのか」と。

言い換えれば「自分はこの人にとって不要な人間ではないのだろうか」と。

絶えず、悪い方へマイナスの方へと勝手に誤訳しては1人凹むものだ。
しかし、その習性を理解していない上司にも問題はある。

話の真ん中の部分などどうでもいいから、
最後に部下の存在を認める言葉を吐けるかどうかが問題となる。

では、また次回、お会いできるのを楽しみにしています。
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第1653滴 ~飼育

私は、生命保険には必要最低限の掛け金しか払っていないし、
当然、それ以上の期待もしていない。

年金も同様で、それだけでは食っていけないことは承知している。

その分、娘たちには「親の面倒をみろ」と常日頃から言ってある。

親には子どもを扶養する義務があるが、
子どもには親を介護する義務がある。

オギャーと生まれてから成人するその日までに、
何千万円も投資する訳だから、至極当然のことだと思う。

私の目には娘たちの姿が「年金と保険」に映る。

そこで、それを会社で考えてみる。

今、不景気というだれの目にも見えない世間に漂う幻のため、
派遣社員は当然のこと正社員までも簡単に首を切られている。

では、どうしてそんなに簡単に首を切られるのか。
また、なぜ社長はせっかく採用した大切な社員の首を切るのか。

答えは簡単。社員を「年金と保険」と思っていないからだ。

将来に渡り、社員に食わせてもらうという発想が社長にないために、
住宅ローンで苦しむ目の前の社員の首を平気で切ることができる。

会社の本当のリスクマネジメントは、
社員を「年金と保険」化することだ。

ところが逆に、どの会社も社員の社会保険料を支払うことに終始している。

だから、最後には社員の首を切って、
売上げと利益の帳尻を合わせようと励む会社が溢れ出す。

子どもを育てるのに20年の月日が掛かる。
それと同じように社員を育てるのに最低でも3年以上は掛かる。

それほど長い年月と多額の投資を掛ける訳だから、
ちょっとやそっとの景気の波で縁を切ることはかえってマイナスとなる。

そして、今の社長に欠けている決定的なポイントは、
社員たちに食わせてもらうという発想がないことだ。

この発想があれば、採用面接もかなり真剣に取り組むことだろうと思う。

それはまるで将来の伴侶を探すようなものだから。

ところが、それが微塵もない。それどころか、社員を食わせてやっている、
面倒を見てやっていると勘違いをしている愚かな社長連中がほとんどだ。

巷では、バブルがはじけようとリーマン・ブラザーズが潰れようと
過剰なほどの犬猫畜生&魚類のペット熱は一向に冷めやらない。

親は将来、自分1人だと寂しいから子どもを生み、可愛いから育てる。
社長は、さも手足のように自分の思い通りに操りたいから社員を雇う。

つまりペットだ。

餌を与え、笑顔で語り掛ける。飼育で癒される時間も大切だとは思うが、
それらに食わせてもらうという発想はもっと大切だと今さらに確信する。

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一┃筆┃後┃記┃
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つい先日、下の娘が「どうして私は生まれてきたの?」と言ったので、
間、髪を容れず「親を面倒見るため」と言い切った。

子どもの存在意義は、それしかあり得ない。

社員の存在意義もそれとまったく同じで、
会社(社長)の面倒を将来に渡って見るために他ならない。

なのに、肝心の社長本人がそれをまったく分かっていない。

それどころか、ペットを飼育するために高い容器を揃え、
有名ブランドのペットフードを毎日のように与えている。

それを本末転倒、単なる浪費と言う。

社員は、言いなりの奴隷でも、お犬様&お猫様のペットでもない。
将来に渡って自分を食わせてくれる「年金と保険」に他ならない。

では、また次回、お会いできるのを楽しみにしています。
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第1652滴 ~日日是好日

「100年に一度の大不況で先が見えません。どうしたら。。。」と、
ムダに悩んでいる社長が実に多い。

では訊くが、3年前のお前には先が見えたのか?
3年前に先が見えたなら、この未曾有の大不況も容易に予測できたろうに。

要は、いつの時代も先など絶対に見えっこない。

ユリ・ゲラーでも江原啓之でも未来どころか一寸先すら見えるはずもない。

「さらに頑張って将来をもっと幸せに過ごしたい」
このように思っている社長が多いが、すると今は不幸だということになる。

「もっとお金が欲しい。もっと自由になりたい。もっと立派になりたい」

これを日本語に翻訳すると、

「私は救い難いほど貧しく、手錠で拘束された生ゴミのような人間です」

となる。

「もっと」と「さらに」を口にすることで、
「今は不幸のどん底だ」と自覚することになる。

普通にやればいい。頑張って1つを成就したところで、
頑張らなきゃできないことは絶対に長く続きはしない。

続かなければ、せっかく手に入れたものを失うハメになる。

せっかく手に入れたものを失うことによって、
それがなかったときよりも大きな屈辱と深い悲しみを味わうことになる。

であれば、最初からなかった方が幸せだったろうに。

「もっと元気になりたい」と思うことによって、
ちょっとの風邪で普通の人の倍以上の苦しみを味わうことになる。

だから、今から先のことを憂いても仕方がないし、
つまらぬ希望を抱いてもかえって今が不幸になる。

日日是好日(にちにちこれこうじつ)という言葉があるが、
簡単に言えば、今がピークだと思えということだ。

目の前の粗末な料理をどう味わうか。
どのようにすれば質素な料理を有意義に楽しむことができるのか。

今がピークだと思えば、自ずと知恵と勇気が湧いてくるものだ。

将来に希望を抱くことによって、今が不幸だと自覚をし、
過去を反省することによって、ムダな時間を費やすことになる。

今が100年に一度の大不況でなくとも、
苦しい会社は3年以上も前から苦しいはずだ。

自分の無能さを世の中の大不況に便乗させているだけだ。

今、できることを精一杯やっていれば3年前も3年後もなにも変わらない。

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一┃筆┃後┃記┃
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目に見えないものの中で最もムダというか愚かな行為と思うことは、
後悔と反省。

それをして一体、どうなるのかが私には分からない。

あと、精一杯と一生懸命とでは、私の中では
かなり違った受け止め方をしている。

水がコップに一杯になることを精一杯と言い、
水がコップから溢れることを一生懸命と言う。

だから、精一杯には限界と秩序と理性と自制があるが、
一生懸命にはそれがなく、歯止めがきかない江頭2:50と言ったところだ。

日日是好日。実にいい言葉だとつくづく思う。

それさえ腹の底から自戒していれば、なんの苦しみも欲もなくなる。
だって、今がピークなんだから。

3年前が今と比べてそんなに素晴らしい時代だったとも思えない。

では、また次回、お会いできるのを楽しみにしています。
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第1651滴 ~もし、南側に20階建てのマンションが建ったら?

昨日も、ある若いサラリーマンから起業についての相談を受けた。
どうやらネットショップで1ヶ月に30万円(利益)を稼ぐらしい。

それはそれで大変結構なことだが、
30万円×12ヶ月=360万円となる。

所詮、年収に換算すればその程度に過ぎない。それどころか、
独立をすれば国民年金、健康保険料、ガソリン代まですべて、

その中からまかなわなければならない。少しでも動けば即、支出。
楽しいはずが苦しくなり、食べるだけで精一杯の生活となる。

今、稼いでいる30万円が有意義に思えるのは、
サラリーマンという安定の上にあるからに過ぎない。

そのときふと、この手の勘違いをしている連中は非常に多く、
決まって想定内のことだけにしか対応できないと思った。

壁に将来の夢を描いた大きな紙を貼り付け、
さらにはそこに写真などを駆使してコラージュしてみせる。

安価な経営計画書のビジュアル・バージョンとでも言ったところか。

想定内のことは、だれにでも対処できる。
問題は、想定外の事態に直面したときだ。

だからこそ計画をしっかり立てるんだ!という声が聞こえてきそうだが、
計画の中身は100%想定内のことに決まっている。

そこに書き表すことができない事態を想定外と言う。

今は遮るものがなく、日当たりもよくとても心地良いが、
南側に20階建てのマンションが建ったらどうだろうか?

傍から見れば「3年後にはマンション建つだろ」と分かりきったことでも、
当の本人にはまったく見えていない。

恐ろしいことに、第三者からすれば想定内のことでも、
当事者にはそうでない場合が往々にしてある。

●南側に20階建てのマンションが建つことを予測しているのか

●南側に20階建てのマンションが建っても大丈夫な状態なのか

それを考えたときに、この30万円を稼ぐサラリーマンは、
間違いなく日照権を侵害されたと文句を言う奴だと思った。

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一┃筆┃後┃記┃
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どうでもいい話だが「じんかいせんじゅつ」を
人海戦術ではなく、人開戦術だと昨日まで信じていた。

毎日、普通に暮らすことができるのは、
日常の出来事が想定内の繰り返しだからに過ぎない。

何か問題が発生したとき、ある程度は予測していた範疇ならOKだが、
まったく予測もしていない想定外の事態だったら、致命傷となる。

最低限、それが理解できているかどうかだね。

ただ、南側に20階建てのマンションが建つことを予測して、
毎日、怯えて暮らすのもどうかとは思うが。

では、また次回、お会いできるのを楽しみにしています。
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第1650滴 ~身を切る前に見切れ!

よせばいいのに、この春に10年以上も勤めた会社を辞めて、
独立を決意した37歳の男性と会った。

彼が「商売が上手くいくヒントはないですか?」と。

抽象的&依存型の質問にちょっと腹が立ったが、
古い付き合いなので淡々と答えた。

自分より優れた人間と付き合えばいいだけだ。

それは、単に人間性を指している訳ではなく、
優れた企画力、優れた人材(人脈)力、優れた財力など、多岐にわたる。

もっと言えば、人間性などどうでもいい。

ある部分が自分よりも秀でた人間と付き合ってさえいれば、
商売など自然(正のスパイラル)と上手くいくに決まっている。

そんなの当たり前のことのように聞こえるかも知れないが、
自分の身の回りを見渡すと分かると思う。

いかに自分よりも劣った人間が多いかが。

そのような状態で、商売が上手く軌道に乗る訳がない。

商売とは、赤の他人から「1円以上をもらうこと」で、
赤の他人は、そうは簡単には財布の紐を緩めはしない。

社員を例にとっても同じことが言える。例えば、

身を切る思いで大切な社員をリストラしたと言うが、
身を切る前に見切れ!

自分(社長)と同じようなタイプの社員を集めても仕方がない。
自分にないものを持っている社員を採用しないと成り立つ訳がない。

せっかく熱いお湯がなみなみと入った湯船に、
わざわざ冷めた水で薄めることはないと思う。

それさえ避ければ商売など、らせん階段を上るように上手くいくものだ。

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一┃筆┃後┃記┃
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なにも優秀な奴に媚びへつらえ!と言っている訳ではなく、
そいつの優れた部分をツールとして上手に使え!と言っているだけだ。

自分1人でできる商売には限界がある。
となると、いかに他人の力を上手く使いこなすかがポイントとなる。

なのに、自分より劣った連中(社員を含め)を使っている社長が多い。

そんな会社が軌道に乗る訳がないし、
その前に存続するはずもないと思う。

自己防衛が問われる時代、
自分の身を切る前に他人を見切る(見限る)ことが肝心だと思う。

では、また次回、お会いできるのを楽しみにしています。
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第1649滴 ~ごまかしながら上手く生きていくこと

私は今年で45歳で、四捨五入をすれば半世紀となる。
正直、この年になるとやり直しができない。

何歳になってもやり直すことができるというのは、
何の根拠も確証もない絵空事で、まったく無責任な話だと思う。

ここまで生きていると体のどこかが必ず痛いし、日常的に調子も悪い。
肝心なことは、それをどうやってごまかしながら上手く生きていくかだね。

それを完治させよう、根こそぎ取り除こう(根治)とすることが、
いかに無駄な行為かと最近、つくづく思う。

そう、貴重な時間をいたずらに費やすだけと。

過ぎた時間は1秒たりとも二度と戻らないし、
毎日、確実に死に向かって進んでいるのだから、

今の現状を受け止めながら日々暮らすことだけが正解だと思う。

そして、心の病もまったく同じことで、
目の前の不安とどう付き合うか、どうやってごまかしながら生きていくか。

1つに不安を不満に変えればOKだと思う。

3年ほど前に【不安と不満の裏返し】というのを書いたが、人間は、

生きていく上で確実に不安と不満のどちらかのカテゴリに属するはずで、
また、心の病の起因は不安でしかない。

将来が見えないから、この先が不安だから塞ぎ込むだけで、
明るい未来が訪れると信じていたら心の病気になることなどあり得ない。

例えば、今まで歩んで来た過去が嫌だと自暴自棄になる人がいるが、それは、
その過去を元に「どうせこの先もこの繰り返しなんだ」と思っているからだ。

不安の対象は、絶えず1秒後の自分自身にあるはずで、
過去は、それをあぶり出すためのものであり直接の原因ではない。

そう思う。

その不安を不満に変えれば、居酒屋の愚痴で、ある程度は解消するはずだ。

肝心なことは、自分の身に降り掛かった悪いことすべてを完治させよう、
根こそぎ取り除こうといたずらに時間を費やすだけの無意味な努力などせず、

それをどうやってごまかしながら上手く生きていこうかと考えることだ。

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一┃筆┃後┃記┃
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特に日本人は潔癖症なので、何でも根こそぎ取り除こうとするが、
それが存在するにはそれなりの根拠と原因があるはずだと思う。

だから、不安を取り除くのではなく、どうやって対峙しながらも日々、
楽しく生きていけるのだろうか?と考えることが正解だと思う。

寿命が300年あれば話は別だが、あと30年もないときに、
いちいちその原因を探して対処法方に時間を掛けている場合ではない。

人生は、絶対にやり直すことはできない。

だからこそ、酸いも甘いもいいも悪いも、今ある現状を土台にして、
それをどうやってごまかしながら上手く生きていくかが肝心だと思う。

前科者の前科は、なにがあっても絶対に消えないが、
それがそいつの将来に影響するとも私には思えない。

では、また次回、お会いできるのを楽しみにしています。
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第1648滴 ~バカを演じられる中継ぎ

いい上司の条件とは、いい部下を持っているかどうかです。

今朝、起きるときに軽く寝違えて首が回りません。

では、どうすればいい部下が集まるのでしょうか。

答えは超簡単です。

苦しみながら仕事をやっているように見せることです。

一見、スイスイと仕事をこなすA課長の方が若い連中の目には優秀に映り、
それを慕ってデキる部下が集まると思われがちですが、まったく違います。

その反対で、最終的には苦しんでいるB課長にいい部下はついていきます。

もうめまいがしそうなほど首と肩が痛くて泣きそうです。

出世だけを狙う奴がA課長に集(たか)り、
支えようとする奴がB課長を慕うものです。

つまり、いかに部下の前でバカを演じられるかですね。
そして、優秀な人間にしかバカは演じられません。

優秀じゃない人間は、演じなくても生まれつきバカだからです。

いい部下が下についたら、成果を部下に譲って強固な信頼関係を作る。
そして、部門を伸ばすことが正しいリーダーシップだと思っています。

「俺についてこい!」というタイプは、今も昔も使いものにはなりません。

中間管理職とはよく言ったもので、言い換えれば「中継ぎ」です。

上司の役割りは接着剤です。あいつとこいつ。あの部門とこの部門。
それらを上手くスムーズにつなげることが大切な役目であって、

偉そうにふんぞり返って朝っぱらから珈琲を飲むのが仕事ではありません。

旅館の下足番のような細やかな気遣いができない奴は、
上に立つ資格などありません。

勝利投手にもなれない、セーブポイントもつかない中継ぎ。
それに徹することができるか否かでその資質が問われます。

本当に優秀な人間は、死ぬまでバカを演じ切ります。

また、男気があるとか頑固者と言われる奴は、決して意志が強い訳ではなく、
単なる見栄っ張りにしか過ぎません。そして、間違いなく貧乏者が多いです。

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一┃筆┃後┃記┃
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左に30度、右には15度しか首が動きません。
今、間違いなく車に乗ってバックはできません。

あと、一喜一憂しないことですね。

今日の損切りを将来の利益と腹の底から思えるかどうかです。

昨日、失った駒をズッと引きずって悔やんでいる人間よりも、
次に打つ一手を絶えず考え続けている人間の方が成功します。

「うん、そうなんだよね~♪」と中途半端に納得しているあなた。
昨日、失った駒に未練たっぷりで悔しくて胸が掻きむしられそうでしょ。

申し訳ありません。

寝違えた首が徹底的に痛くて、意識がG7後に会見した
中川財務大臣のように飛びそうなので今日は終わります。

では、また次回、お会いできるのを楽しみにしています。
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第1647滴 ~フェラーリと任天堂のWiiの秘密

ダントツ日記にも書きましたが、2008年度の
フェラーリの販売台数&経常利益は過去最高です。

同じ車なのに、トヨタのセダンが販売不振で、
ガソリンを撒き散らすだけの鉄の塊がモーレツに売れました。

これで明らかになったことは、いくら不況になっても、
切り捨てられない商品は「別になくても困らないもの」ってことです。

必需品であるセダン(乗用車)が売れなくて、
何千万円もするスポーツカーが売れるんだから間違いありません。

ここで「それは趣味だからじゃないの?」と言う人は偏差値55です。
まぁまぁです。その調子で頑張れば、日大や関大レベルには入れます。

任天堂のWiiが爆発的に売れていますよね。
一体、それはどうしてでしょうか?

趣味だから? 自宅で健康管理をしたいから?

違います。他にお金の使い道がないからです。

どいつもこいつも未曾有の大不況になったら、
生活になくてはならないものを削るんですよ。

自分の暮らしになくてはならないものを少しずつ切り詰めます。
ある程度まで進むと小銭が貯まって「やった!」という達成感が湧きます。

切り詰める対象の優先順位は、最も目立つものからです。

人によってそれが車であったりトイレットペーパーであったり、
ニッスイの冷凍食品であったり。

その結果、小銭が貯まり(残り)ます。その貯まった(残った)小銭で、
ある人はフェラーリを買い、またある人は任天堂のWiiを買うのです。

要は、いつの世でも絶対にお金は使うってことです。

じゃなければ、どうでもいいゲーム機なんか100%売れっこありません。

絶対に自分の暮らしに欠かせない必需品を1円単位で必死に切り詰めると、
浮いたそのお金で別にあってもなくてもどうでもいいものを買っています。

売れる商品のポイントは、それが、人々にとって
別になくても困らない商品かどうかという点です。

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一┃筆┃後┃記┃
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もっと腑に落ちるように言えば、
必需品を取り扱っている会社は多いってことです。

つまりライバルがそこら中に存在します。
そりゃそうですよね、必需品なんだから。

一方の「別になくても困らない商品」を取り扱っている会社は、
やたらと少ないです。だって、別になくても困らないんだから。

フェラーリや任天堂のWiiなんか生きていく上では、
それがあってもなくてもなんの支障もないものです。

しかし、それが売れています。

小銭が多い人が前者を買って、少ない人が後者を買っているからです。
たったそれだけのことです。みんな必ずどこかでなにかを買うはずです。

では、また次回、お会いできるのを楽しみにしています。
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