第1836滴 ~十八番(おはこ)とマンネリ

2010年がスタートし、意を新たに頑張ろうとする社長が多いですが、
それ故、空回りする場合も往々にしてあります。

昨年までが異様に悪かった。だから、変わらなきゃ!と普通は思います。

そうは言っても、何でもかんでも変わればいいってものではありません。

今までやってきた事の延長線上に今日がある訳なので、
やってきた事にはそれなりの意味があるはずです。

なのに、今の状況が悪いからといって、昨日までを
全否定するかのように変わろうとする社長が多いです。

変えなきゃいけないのは切り口であって、
今まで培った大切な中身ではないと思いますがどんなものでしょうか。

例えば、極端な例ですが、未だに笑っちゃうほど人気が高い『水戸黄門』。

視聴者は、最後の10分間が観たいだけなのです。それなのに、
勧善懲悪主義の権化とも言える印籠をバ~ンと出すこともなく、

助さん格さんが、川合伸旺演じる悪代官や越後屋をザクザクと斬り倒し、
水戸のご老公が「カッカカッカ」と高笑いして終わったらどうでしょうか。

TBSに苦情が殺到しますよね。
みんな印籠にひれ伏す悪人が観たいだけです。

『水戸黄門』の最後の10分間だけをDVDにまとめたら、
かなり売れると思います。それまでのストーリーは95%以上同じだから。

何が言いたいかといえば、今までやってこれたのだから、
どんな会社でもきっと十八番(おはこ)は持っているはずです。

それが時代に合わないからと、新たなウルトラCを作ろうと頑張ることを
愚行と言わずに何と言う。

変えなきゃいけないのは、それまでのストーリー(切り口)であって、
培ったウルトラC(印籠)ではありません。



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一┃筆┃後┃記┃
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また、定期的に助さん格さんを換えると新鮮ですし、
由美かおるは世界遺産に登録したいくらい貴重です。

世間では、よくマンネリだとか安っぽく言いますが、
それを途中でやめるからマンネリと言われて終わるのです。

死ぬまでズッとやり続ければ、その人(会社)の十八番になります。

たとえそれがどんなにつまらないものであっても。

十八番は、アイディアとかセンスの賜物ではなく、
果てしなき持久力の小さな産物です。

早朝からみぞれが降っているので無性にイライラします。

では、また明日、お会いできることを楽しみにしております。
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