おみゃぁさん、ハートカクテルだがね

iPodがマーヴィン・ゲイの『What’s Happening Brother』からドゥービー・ブラザーズの『What A Fool Believes』に変わった。「29A」。僕はeチケットを確認しながら29列目の窓側の席に座った。「この曲ならマット・ビアンコのほうがしっくりくるな」僕はつぶやいた。その席からは左翼がよく見えた。「ここにバケモノが現れたらトワイライトゾーンのジョン・リスゴー気分を味わえるかな」僕はふっと笑うと「NODA」と書かれたネームプレートのキャビンアテンダントと目が合った。僕はひとつ咳をした。滑舌の良い機内放送が流れ、すべての電子機器がOFFとなった。---20分後、機体は和歌山県のアドベンチャーワールド上空をかすめた辺りだろうか、再びONとなったiPodからセルジオ・メンデスの『Never Gonna Let You Go』が流れた。悲しい曲だ。まったく意味は分からないが。そのとき「NODA」と書かれたネームプレートのキャビンアテンダントが僕に「お飲み物は?」と笑顔で訊ねた。突然のことで驚いた僕は「し、し、シークァーサージュース」と震えた声で答えると「それはございません」と秒殺された。結局、伊藤園の「お~いお茶」にした。コモドアーズの『Still』で泣いた。しばらくすると機内の照明がセピア色に変わった。アニタ・ベイカーの『Sweet Love』はホノルルまでの水先案内人だ。遠藤いや、END  今朝は、4時からiPodを聴きながら仕事をしていたので、その間に流れた曲を中途半端な「ハートカクテル」風にして羅列してみたったがや。

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