バカの壁

「ったく、イチイチ残念な哺乳類だな。ここで終わっていれば87点だったのに次の一言で34点になっちまったぜ」という場面に遭遇したことは誰にでもあるだろう。それを僕は、越えてはいけない「バカの壁」と昨日から呼んでいる。だが、さすがに「それを言っちゃあオシマイよ」ってな感じの明らかに一言多い言葉を吐くバカも少ない。逆に多いのは、その分野の勉強どころか学校の授業にもろくについて行けなかったくせに「勝手にプロファイリングを試みるバカ」だ。例えば「杉山さん、何か思うところがあるよね?ね?心境の変化があったでしょ?」という具合だ。そりゃこの僕だって「今日の晩ご飯はどうしようかな?」と思い悩むことはある。その程度の心の変化に過剰に反応して鬼の首でも取ったかのようにこれ見よがしに相手の心の境界線に臭くて小汚い土足で踏み込むことも「バカの壁」の越境行為だ。察することができないバカに心理分析は死んでも無理。もっと言えば、もともと30点のバカは何を言ったところで30点なのでそいつには「バカの壁」すら存在しない。

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