想像力が乏しく財布が貧しい奴の勝手な迷惑

そのとき僕は53歳で、年に一度の健康診断の結果が夏休みに入る前日に拒んでも強引に手渡される芥見東小学校6年3組の通信簿のように気になるお年頃だった。小林先生、まだご存命でしょうか。おかげさまでお酒を愉しめるこの年まですくすくと成長することができました。すぎやま君、本当によく頑張ったね。はい!でも、失うものも多かったです。そこでこの時期、嫌でも岐阜タカシマヤの10階で催されるチョコレートフェアを攻めた僕がいた。そう、俺様が食うチョコだよ。ほらご覧、トカレフ・モロゾフ・ゴルバチョフいや、ゴンチャロフの日本酒&焼酎が入ったチョコレートだよ。この上段の5個というか5本を一気呵成に飲むと何気に思った僕がいた。例えば「酒屋の息子なのに酒に弱いのか?」「あの親御さんのお子さんなら絶対に賢いわよ」「あなたって福耳なのにお金持ちじゃないのね」。うん、案の定、3番目はこの僕のことだよ。ハハハ、バカ野郎!大きなお世話じゃ尾鷲(おわせ)は三重県。あなたの考え方でいけば、酒屋の息子は全員、アル中になり、洋菓子店の店員は全員、糖尿病にかかり、校長先生の子どもは全員、教員になってPTA総会の二次会の帰りにあれやこれやと手当たり次第に食いまくり、巨大な耳を持つアフリカ象はみんなお金持ちじゃんね。この稚拙な発想を「想像力が乏しく財布が貧しい奴の勝手な迷惑」とこの僕だけはそう呼んでいる。

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