「食べる」という修行

カスカスにかすれて声が満足に出ない。フツーに暮らしているだけなのに日々、体重が落ちて行く。どうせ君たちはこの僕のことを悪魔のような昭和の異物くらいにしか思っていないだろう。でもね、それは活字の世界のことであって大いなる誤解だよ。生でお会いすると「マジで貧相」と哀れにしか感じないだろう。ハハハ、命の母Aよりレンゲハチミツが欲しい。腹筋にまったく力が入らないから寝起きのエンマコオロギのような声しか出ない。そこでだ、さすがに命の危険を感じ始めたこの僕は「肉でも食ったるがや」と本巣郡にある『かるび庵』の暖簾(のれん)をくぐった。自動ドアだから暖簾なんかなかったけど。結果、僕の力不足で誠にすびばせんでした。一生懸命に頑張ったのですが焼いているそばからそのニオイだけで腹六分目になってしまいました。で、最終結果はタン塩2枚とロース3枚、ハラミ1枚、ホルモン3つ、玉ねぎ少々、ピーマン1切れ、ライス5分の1、生ビール1杯でした。でも、少しだけ声が出るようになりました。最近は食べる行為が面倒臭くて苦痛です。

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