人の目は魚の目と同じ

夏のイオンって涼しくて快適だね。百歩譲って二歩下がるとして暑いのは我慢できるが湿気は無理。あまりに湿度が高いと過去に経験したことのない刺激的な味がお口の中いっぱいに広がり、前頭葉の奥のほうから内藤やす子のようなハスキーボイスで「こっちへおいで~、こっちへおいで~」というしゃがれ声のリフレインが止まらない。この世でもあの世でも勧誘はお断りです。そこで定期視察を兼ねてイオンモール各務原(通称:ミッパラ)に涼を取りに行った。平日の9時半ということもありガラガラだった。いい年こいたジジイが10キロもある莉子ちゃんを抱えながら結衣ちゃんと一緒に「ひゃっほ~♪」と半笑いで走り回っていた。案の定、視界がキューっと狭くなってうずくまった。脳貧血だ。すると再び内藤やす子が登場しかけたので「んっがっ!」と叫んで強引に阻止したった。それは「あ、これって以前に見たことがあるシーンだ」というデジャビュを打ち破るときのように。ゴメンね、やす子。僕、まだそっちの世界に逝く気はないの。もう二度と現れないでね。ちなみに、リアルな内藤やす子はまだご存命中。その後、通り掛かったトイザらスの前では「アメリカのように閉店しないでね」と切なる願いをつぶやいた。「おなかがすいた!」と結衣ちゃんが騒ぎ始めたので1階にある『ハワイアンパンケーキファクトリー』で「ストロベリー&ホイップ」を注文した。ふ、5人でひとつのパンケーキをすすり食らうその光景は、周囲の人々に「一杯のかけそば@ハワイアンバージョン」をほうふつさせたことだろう。人の目は魚の目と同じ。これはこれでいい一日だった。

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