単数(ピン)の美学

昨日の僕は、JR加茂駅行きの一両編成の小さな列車に揺られながら静かに田園風景を眺めていた。7分後、JR伊賀上野駅から1人の度を超して派手なお姉様が乗車するや否や車両全体がサイパンの免税店のニオイに包まれたことは想像に難くないだろう。騒音もそうだけど悪臭もその場の雰囲気をぶち壊す要因なのよね。その際にお姉様とは赤の他人だが、一緒に乗車して来たジャージ姿の4人の女子高生がいた。どこをどのように育てればこのようなお下品な娘に育つのだろうか。全員で仲良く大きなあくびをしていた。この車両は横一列に向かい合って座るロングシートだったゆえに、決して見たくもないのに鼻の穴の奥のほうまで鮮明に見て取れた。騒音も悪臭もそうだけど視覚もその場の雰囲気をぶち壊す要因なのよね。一人きりで乗車した際でもそのような立派なあくびができるのなら死ぬほどしてもOKだよ。仲間と一緒だから小股を広げながら騒ぎまくってアホ面であくびをする。おじさんは生まれながらのチキン野郎だけどね、1人でできないことは不本意ながら有象無象の輩と一緒にいる場面でも決してしないんだよ。君たちのその下品な仲間はね、5年後には1人もいない。そして今宵の僕は、一人きり納豆・オン・ザ・ライス・ビヨンド・鮭のホイル焼きと対峙していた。

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