1科1属1種の絶対的な立ち位置:ナンバーワンよりオンリーワンよりロンリーワンのほうが最後はつおい

そのとき僕は54歳で岐阜駅構内にあるサイゼリヤの端っこの席でよく冷えた生ビールを飲みながらアルベール・カミュの『異邦人』の7ページを目で追っていた。この際、隅っこでも角っこでも可。この僕の中では居酒屋代わりと化したサイゼリヤだが「この店のカテゴリはお値打ちな居酒屋なのかチンするだけのイタリアンなのか品数の少ないカフェなのかいったいどないやねん?」とデカンタの白ワインをチマチマと飲みながら考えた。あ、でも、ひょっとしたらひょっとするかもしれないよ。それはヒカリゴケ。ヒカリゴケはヒカリゴケ科ヒカリゴケ属のコケであり1科1属1種の原始的かつすっげぇ貴重なコケ植物である by ウィキペディア。つまりは何ものにもどこぞの派閥にも属さない単一種っちゅうこっちゃがな。この僕が思う具体例を挙げれば、明石家さんまは「漫談家」であり、所ジョージは「タレント」であり、ビートたけしは「漫才師」「映画監督」「小説家」などに属す。ところがタモリはタモリ。タモリ科タモリ属という1科1属1種の単一種に思えてしまう僕がいる。数多くの肩書きを持ってマルチに活躍することが必ずしもいいわけではないと個人的には強く思う。

僕の持論は「ナンバーワンよりオンリーワンよりロンリーワンのほうが最後はつおい」。この上なく下品な岐阜横丁をスルーすると『RUBETTA』で「和栗モンブラン」を熱い珈琲で地味に押し流した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. ヨッシー より:

    スッゲーいい文章!

    • 砂漠王 より:

      ヨッシー科ヨッシー属ヨッシー種のヨッシー、自分でも吐くほどそー思うんだけど、ヨッシーのような一部のマニアにしか理解してもらえないんだよ。