あえて「空気を読まない」という心地良さ

昔々、あるセミナーにお付き合いで参加した際に講師から「日本で一番高い山は富士山ですが、では二番目に高い山は何という山かご存知ですか?」と尋ねられたので「山梨県の北岳ですね」と1秒で即答したら講師は「・・・」と3~4秒ほど黙ってしまった。どうやら1番は誰でも知っているが、2番は誰も知らない。「銀メダルも快挙ではあるけど金メダルじゃないと何の意味も価値もない」というベタな講釈を垂れたかったのだろう。今、思えば「火山ではない山としては日本で一番高い」と続けて言わなくて本当に良かったとつくづく安堵している僕がいる。1円にもならん博識野郎の僕をなめちゃいけないよ。今日は玄関から一歩も出ないつもりだったが、長女が「おなかが空いたねぇ♪結衣ちゃん、莉子ちゃん」と大きな声を出しながらやって来たので仕方なく『とろ一挑』に行った。

ほら、ご覧。ランチの「華握りセット」だよ。では、そろそろ今日の〆に入ろう。上記のセミナーの件のように「なるほど、きっとそういうことなんだな」と全部お見通しの上であえて空気を読まない楽しみ方もある。多少の敵は増えるが、空気を読める者にしかできない高尚な遊びのひとつだろう。だとすれば、長女の「おなかが」作戦は空気どころか人のフトコロまで読める生きる術に違いない。

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