熱いものは熱いうちに冷たいものは冷たいうちに一気呵成に食べることをモットーとしているくせに人生だけはぬるいのがお好きな杉山です。はい、人生はぬるくお腹はゆるい巻頭文はここまでです。チマチマと内職をしている真っ最中に「ジイジ、ダメにんげん~♪ケケケケケ」と明るく大きな声を張り上げながらおチビちゃんたちがやってきた。これが孫じゃなければ最寄りの裁判所に訴えたる。「ジイジ、おだんごたべたぁ~い!」「ジイジはダメ人間だからお金がないの♪」。そんな言い訳が通用する相手ではない。ってことで、いつもの『だんごや』まで絶品のしょうゆ団子を買いに行った平均年齢が約21歳の僕たちがいた。その道すがら僕は思った。昭和初期は笑顔を推奨するどころか少しでも白い歯を見せれば「歯を食いしばれ!」と怒鳴られると同時に殴られた。昭和中期~末期は「俺の背中を見て覚えろ」という陰鬱なニオイをプンプンかもし出されるだけで仕事を手取り足取り教えてもらうことなど夢のまた夢だった。それが平成になり寿司職人でさえもたった半年間ぽっちで技術が身に付くような専門学校が現れると徒弟制度など負の遺産という風潮となった。そして令和。自分の成果について「僕、こんなに頑張りました♪」と自己主張することを是とする恐ろしい時代。
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コメント
猫舌だから熱いものは覚まして食べるしかないおさとです。でも伸びたラーメンは嫌いだからラーメンだけは七転八倒しながら食べてまふ。故にラーメンネタは極端に少ないの。回転寿司が隆盛の時代に職人なんて邪魔なだけ。商売の観点で考えると安月給の素人でも出来る商売の方が良いに決まってるもん。ただ成果を自己主張されるとむかっ腹が立つ昭和中期のおやじなの。
極端な潔癖症な僕だけれど寿司だけは手袋をした手で握られるとすっげぇ小さな声で「トッピングは塩化ビニールかよッ!」とツッコむおスギだお。ハハハ、回転しない寿司屋に行けない不甲斐ない僕をお許しください。麺類が確実に消化しにくい軟弱な五臓六腑になっちまったんでラーメンは半年に1回くらいしか食べないの。この際、岐阜市の条例でラーメン禁止令でも発令したらどうなんだ。ハハハ、今日の我が家は鶏肉の日なの。