日帰借景一覧

(S)武生中央公園店とヨコガワ分店のボルガライスで人生のトッピングを考える@福井県越前市

そのとき僕は純度の高い糖分と密度の低い平和をこよなく愛す高圧的な54歳で一人きり北陸本線の列車に身を任せていた。当然のように青春18きっぷの権利を行使した54歳の僕だった。ところで高圧的な杉山と高血圧の弘道のどっちが短命だろうか。だから、そんなことはどーでもいいんです。ちなみに、血の気が多いジジイの割には僕の血圧は120~70というネタにもならない数値なの。乗り継ぎの敦賀駅のホームに高倉健よろしく立った僕は「51歳のピエール瀧ってこの先どうやって食っていくのだろうか?」と疑問形でつぶやいた。半世紀以上も生きれば初心や原点に戻るどころか1からのスタートなどあり得ない。人生にリセットやリフォームはあり得ない。もしできるとしたら今までの自分に何かをトッピングすることくらいしかない。僕はJR武生駅から18分ほど歩いた。

中央公園に段差もなく面したスタバ@武生中央公園店はとてもコンフォタブルだった。はしゃぎ回るちびっ子たちをガラス越しに眺めながらすする「ムースフォームキャラメルマキアート」は圧倒的に美味しかった。今回はミルクを豆乳に換えた。しかし、これはトッピングではなくカスタマイズだ。

ふと気付いたら1時間ほど経っていた。ストナリニのせいでウトウトしちまったぜ。スタバを出ると「ちひろの生まれた家」記念館で大いに癒された僕。その後、本店は存在しない『ヨコガワ分店』で一人きりランチを堪能した僕。しかし、これはオムライスの上にトンカツをトッピングしたわけでもカスタマイズしたわけでもない。武生界隈でこよなく愛され続けている「ボルガライス」という名のソウルフードなんだ。これでトッピングするだけでもいかに難しいかということがお分かりだろう。


(S)京都宇治平等院表参道店と平等院と(S)近江八幡店@京都府宇治市&滋賀県近江八幡市

京都と言えばスタバ。だが、ここは生粋の京都人からすれば何気にビミョーな立ち位置だろう宇治。宇治と言えば抹茶。しかし、どこのどいつも知らないだろう全国生産量の約30%を占める日本一の産地は愛知の西尾。西尾よ、もっとPR活動にお金を掛けたらどうなんだ。そして宇治よ、あなたの存在意義は何なのさ。だから、そんなことはどーでもいいんです。案の定、青春18きっぷを片手に西へと向かった僕がいた。その約3時間後、スタバ@京都宇治平等院表参道店の時空は優美だった。

見てご覧よ。ステキなロケーションだね。これを岐阜弁に翻訳すると「見てみぃ。ええ景色やん」。つくづく汚い方言でイチイチ嫌気が差してくるよね。実にまったり&ゆったりした時間を満喫した。

国宝であり世界遺産でもある平等院を訪れた。十円玉でお馴染みの鳳凰堂の前には真夏の夜の電灯に群がる昆虫のような人だかりだった。この僕の主たる目的はスタバゆえに写真だけ撮って終わった。

物理的に抹茶色の表参道を早歩きで抜けると列車に乗って米原方面へと向かった。その約1時間後、そのとき僕はスタバ@近江八幡店で「ダークモカチップフラペチーノ」をすすっていた。世界遺産をスタバとスタバで挟む。それにキャッシュは600円しか使っていない。誠に有意義な一日だった。


街並みもステキな龍野城とエデンの東の薄味のパスタ@兵庫県たつの市

確実に米原駅で34分間の休憩を挟んだにも関わらずそれから約1時間後の大阪駅の手前でほぼほぼ満タンとなった。しかし、努力と根性でそのままあと1時間ほど耐えて姫路駅まで持ちこたえた僕を全力で抱きしめてほしい。はい、これはナイスなシニアのレジェンドな尿意のことだよ。JR東海は何気に快適だけどJR西日本の列車に乗ると生徒が急に増えたために突貫工事で建てた藍川中学校のプレハブ校舎のように夏、暑くて冬、寒い。秋が大好物の僕は、青春18きっぷで龍野城を攻めた。

思っていたより5倍以上もキレイだったJR本竜野駅から徒歩22分でたどり着いた龍野城。当然、城も素晴らしいが、そこに至る街並みもかなりの小京都っぷりでこれまた思っていたより楽しめた。

この地域はそうめんの揖保乃糸が有名なので『エデンの東』で同じ麺系のパスタを食った。なかなか雰囲気のあるカフェだったが、田舎のそれによくあるように僕以外、地元の常連客で賑わっていた。自分で言うのも何だが、最悪な性格以上に旅先での食運がその数倍も最悪な僕。修行が足りませぬ。


(S)松阪川井店と8年前に思いを馳せながらカフェテラスオレンジで海への憧憬@三重県松阪市・鳥羽市

それまでも毎年のように頻繁に訪れていた僕だが、8年前の今日も次女と一緒にそこを訪れていた。僕の聖地でもある鳥羽水族館を堪能した後に赤福で優雅に一服していると警報が鳴り、日帰り散策が戸田家での一泊旅行となった。それ以来、昨日も今日も生かさせていただいている感謝を込めて毎年3月11日前後には必ず鳥羽を訪れている僕がいる。だから僕は、そーいう男なんだ。で、その前にせっかくなので途中下車してスタバ@松阪川井店を訪れた。ほら、僕って青春18きっぱーだから。

松阪駅から徒歩で往復1時間も掛けてスタバを満喫するその意義をこの僕に教えてほしい。摂取したカロリーの倍以上もエネルギーを消費したぜ。鳥羽に着いた。あの日もこの海を静かに眺めていた。

僕の聖地でもある鳥羽水族館をスルーして『カフェテラスオレンジ』を訪れると快晴の海を臨む席でなぜか海に限らず山の旅先でも定番の海鮮丼には飽きたので熱々の「シーフードドリア」を食べた。

ご先祖様、今日もありがとうございます。僕はそうつぶやくと帰路に就いた。すると、あろうことか名古屋駅で岐阜行きの列車を待っていた僕の福耳に岡崎辺りで人との接触事故があって列車が運転を見合わせているという音声が入ってきた。ご先祖様、眠気が吹っ飛ぶ試練をありがとうございます。


城めぐりの原点である松本城とこばやし本店の海老天そばと(S)MIDORI松本店@長野県松本市

ときどき原点を見つめ直すことは有意義だが、イチイチ原点に立ち戻る必要はない。あ、今日もまた素晴らしいことをタダで言ってしまったそんな気がする。この僕の城めぐりの原点、つまりこの僕をシャブ漬けにした名城が松本城なんだ。ちなみに、僕も名城大学を優秀な成績でご卒業したらしい。仲人さんが結婚式でそうおっしゃっていた。子安さん、あなたってマニュアルに忠実な人は・・・。はい、ここまでに杉山様検定試験3級に出題されそうな重要なポイントが3つも含まれていたっぴ。それでは本題に入ります。上記のように原点を見つめ直すべく高速バスに乗って松本城を訪れた僕。

ほら、ご覧。松本城だよ。君たちも死ぬまでに38回は訪れるべき国宝だよ。しかし、ステキだけど素晴らしいけど美しいけどさぶい。寒い、寒いとき、寒ければ、さぶい。まるで松本市全体が新型のパナソニックの冷蔵庫の中にあるようだ。新型のパナソニックの冷蔵庫の中に入ったことないけど。

名城とスタバと鉄道がこの僕の一人旅の三種の神器。そのベースは一般大衆がチマチマと働いている平日の真っ昼間という前提だ。そんなことよりやはり国宝はあまりに荘厳でマーベラスだった。太い柱も梁も圧巻&見事で真剣に泣きそうになった。この僕にもそれなりに備蓄された涙はあるんだよ。

信州と言えば蕎麦だけど前から気になっていた中華料理店に行ったら「準備中」の看板が出ていて、だったらハワイアンのハンバーガーにしようとそこから徒歩2分の店に行ったら「あと10分ほどでラストオーダーですけど・・・」と言われたので信州と言えば蕎麦だよね。四柱神社のほぼ中にある『こばやし本店』で「海老天そば」をすすったらお昼の予算を1480円もオーバーしてビビった。

どうしてうどんは庶民的なのに蕎麦はひたすら高尚路線を突き進むのだろうか。もうこの話はいい。そして、三種の神器のひとつのスタバ。今回は高速バスを利用したので旅の充実度は75%だった。とは言え、それはそれでそれなりに満足できたが案の定、いつもどおり新たな出会いは皆無だった。


可愛い人生初の新幹線とらいよんチャンと道頓堀くくるのたこ焼き@大阪府大阪市

止ん事無い事情と諸般の事情を足して一身上の都合で割ったような荘厳かつ崇高な美しい事情により長女と結衣ちゃんの3人で大阪まで日帰りで行った。結衣ちゃんは人生初の新幹線で大喜びだった。

真っ昼間に新大阪駅に到着した。時間があったのでスタバ@ちゃやまちアプローズタワー店に入ると満席だったため不本意ながら近くのタリーズコーヒー梅田茶屋町MBS店に浮気したった。すると、コオロギのジャンボマックスが立っていたので記念撮影をしたが、どうやらこれはライオンらしい。

ふと気付けば大阪らしいことは何ひとつしていなかった僕たちは、帰りの新幹線に乗る前に新大阪駅構内の『道頓堀くくる』でたこ焼きを堪能した。ただただ疲れて出費がかさんだ楽しい一日だった。


(S)京都三条大橋店と(S)京都烏丸六角店と最後の殿田の親子丼@京都府京都市

あろうことか今日が青春18きっぷの利用期限日だということは大昔から知っていた。困ったときの京都。昨年の春の利用期限日にも京都を訪れた。そして、京都と言えばスタバ。スタバのためだけに往復5時間も掛けて訪れた僕。スタバ@京都三条大橋店。鴨川沿いの立地も重厚な佇まいも最高だ。

とは言え、これほど愛想のない女性スタッフも初めてだったが、ある意味、納得の世界のキョート。ゴマゴマゴマラテをすすりながら鴨川に架かる三条大橋を行き交う人たちをボーっと眺めていた僕。だが、窓枠で仕切られて半分しか見えない席の都合上、半分だけ満喫させていただきましたどすえ。

40分ほどまったりした後、速攻でスタバ@京都烏丸六角店へと向かった。隣接する六角堂が荘厳な借景となっているガラス窓が圧巻だった。が、何気にオープンな店内ゆえに寒くてたまらんかった。

早々に店を出た僕は、そこから京都駅へと歩いて向かう途中、浄土真シャー・イーストバージョンの聖地である東本願寺を訪れた。いい感じでお腹がちゃぽちゃぽだったが、せっかくなので『殿田』で親子丼をかき込んだ。大好きな店だったのに衝撃的な光景を目の当たりにしたので二度と行かない。スタバのハットトリックは断念したが、実に風情ある京都らしい旅が楽しめたとご満悦の僕だった。


大阪城とスター・アイル大阪歴史博物館店の石焼きビビンバと(S)大阪城公園森ノ宮店のGoma Goma Goma

40年前に生徒が増えすぎて臨時で建てられた藍川中学校のプレハブ校舎みたく夏、暑くて冬、寒い米原駅~大阪駅の列車内。青春18きっぱーに変身したこの僕は世界の住みやすい都市ランキングで第3位になって調子こいてる大阪へと向かった。草津駅から僕の隣に座った女性も大阪で降りたが、立ってびっくりスーザン・アントン並みに巨大で180センチは超えていた。だから、そんなことはどーでもいいんです。東京は虚しい、名古屋は寂しい、大阪は鬱陶しい。このショットが大好物だ。

いいですねぇ。筆舌に尽くし難いくらいの見事な下品っぷりが五臓六腑に沁み渡りますな。ここまで下品だと上品を凌駕してますな。あ、心の底から褒めているんだお。ま、僕に心があればの話だが。

秀吉三昧の後は近くの大阪歴史博物館に立ち寄った。せっかくなのでエレベーター内の鏡に向かって昭和末期の二枚目風にVサインで自撮りした。縦長の画像が無意味に3枚も続いてすびばせんねぇ。

大好物の納豆や偏愛しているカレーでも言語道断&愚の骨頂。唯一、かき混ぜることが許されている料理が石焼きビビンバだろう。それ以外は僕の前ではお風呂の洗剤と同じく「混ぜるな危険」だぜ。

47都道府県のスタバを制覇すべくスタバ@大阪城公園森ノ宮店にやって来たスターバッカーの僕。明らかにチャイニーズの男性観光客がどう見てもジャパニーズの女性スタッフに対して流暢な英語で話し掛けると彼女も微笑みながら流暢な英語で返した。僕は時代の波に取り残された気分に陥った。

母国語をこよなく愛す僕は「熱い豆乳を一番小さいやつで」と正しい日本語で注文したが、さすがにスコーンはフルーエントなイングリッシュでオーダーした。大阪もグッド・プレイスかもしれない。


岩久と絶景の持船城と(S)静岡呉服町通り店と湯のない足湯@静岡県静岡市・焼津市

昨日の朝、どうやらこの僕のSkypeのアカウントが乗っ取られたようだ。でもね、僕が登録している相手は6人しかいない大和田(爆)。ゴメンね、こんな乗っ取り甲斐のない孤独で厄介なジジイで。そこでだ、気分も天気もいいところで青春18きっぷを利用して静岡方面へと向かった杉山がいた。そうだよ、静岡は杉山姓のメッカでやたらと多いんだよ。だからと言って孤独で厄介な杉山が素直に受け入れられるというわけではない。そんな悲しいお話は置いといて、まずは用宗(もちむね)駅で降りると駅前の『岩久』で「かつ丼セット」を食べた。味うんぬんではなく、店内の座敷の上で犬を飼うのは飲食店として保健衛生上、どーなんでしょうかねー。あっと言う間の滞在時間で店を出た。

今回の主たる目的は持船城だ。当然、君たちは知らないよね。ハハハ、この僕ですら6日前にネットサ~フィンで偶然知ったんだ。それにしても富士山と駿河湾に挟まれた最高のロケーションだった。

そして、そこからドクターイエローを激写した。生で見るのは人生初ゆえに一人きり小躍りしながらはしゃいでいた。この僕の初体験の喜びを共有することができて君たちは本当にハッピー野郎だね。

言いたくはないが、やはり僕は持っている男なのだろう。ルンルン気分で静岡駅へと向かうとスタバ@静岡呉服町通り店で「ピスタチオクリスマスツリーフラペチーノ」をすすった僕。お前はセロリかアボカドか!?とツッコミたくなるような確実にそそられる色ではなかったが着実に美味しかった。

言いたくはないが、やはり僕は持っている男なのだろう。そこで岐阜に帰る途中の焼津駅で降りると駅前にある足湯を利用しようと思いきや、湯がなかった。やはり僕はもっていない男なのだろうか。


Rigolo×Rigoloのワンプレートランチと白鷺の湯でご満悦@岐阜県下呂市

沖縄の3日間で42720歩くらい歩いた僕だが、スマホの万歩計にカウントされないように実験で地味に地道に弘道がすり足で歩いてみたけどそれなりにカウントされちまった。あ、ふと気付いたら青春18きっぷをまだ1回しか使っていない僕がいた。焦るぜ。ってことで、沖縄は瀬長島ホテルの塩泉を洗い流すべく下呂の熱い湯に浸かりに行った。夫いや、おっとその前に『Rigolo×Rigolo』で9種盛りの「ワンプレートランチ」を食べた。これが美味で僕の五臓六腑が小躍りする寸前だった。

ちょっぴり歩くと白鷺の湯に首まで浸かった。僕はつくづく思った。やっぱ魚も温泉も淡水だよね。

沖縄に浮気してゴメンね。山と川のほうが落ち着くよね。でもね、ここに住みたいわけではないの。寒いのは嫌。暑いのも嫌。花粉の春も嫌。僕の半径2キロ以内だけ一年中、晩秋だったらいいのに。

しらさぎ物語のアイスクリームを北北東に向かって食ったが、昔と比べて気合いが足らないのでは?こんなにフニャフニャ物語だっただろうか。まあいい。今日もピーカンで最高の一人旅日和だった。