宿飯行脚一覧

城山観光ホテルと市場食堂(鹿児島県鹿児島市)初日

もうすぐセントレアからの直行便がなくなってしまう鹿児島へと飛んだ。

空席が目立ったJAL便。人口密度が30%程度でとてもゆったりとくつろげた。
翼を眺める私の頭の中には当然のように城達也のあの名調子が流れていた。

鹿児島上空。昨日までは大雨だったが、この2日間は雨の心配はないと言う。

午後8時を回っても薄明るかった天文館周辺。想像より遥かに繁華街だった。

城山観光ホテルに着いた。良質なホテルでスタッフの接客も素晴らしかった。

部屋は919。シングルの予約だったが、ダブルにバージョンアップしてくれた。
だからと言って、誰かが添い寝をしてくれるわけでもなかった。

夕食がまだだったので、地元の中年女性が勧めてくれた市場食堂に入った。

チープな印象を受ける店名だったが、店に入るや否や財布の厚みを確認した。

刺身の盛り合わせ。なぜか表通りには、肉系の店が多かった。

アオリイカを捌いてもらったが、値段の表記がなかったので若干、不安だった。


異人館と三宮一貫樓と南京町(兵庫県神戸市)最終日

歩きタバコが氾濫し、繁華街中がヤニ臭い大阪をそこそこに神戸へ向かった。

梅雨の中休み、炎天下の北野坂を歩いて有名な異人館を目指した。

2リットルくらいの汗を掻いた。行き止まりには北野天満神社の鳥居があった。

その左隣には風見鶏の館が佇んでいたが、どこがいいのか分からなかった。

目の前の広場から北野坂を見下ろした。これは、素敵な眺めだった。

狭い路地を通り過ぎようとしたら、観光客が蟻の如く上るので、それに続いた。

坂の上には「ティファニーの休日」という喫茶店があった。100%オーナーは、
『ティファニーで朝食を』と『ローマの休日』を愛するヘップバーン・フェチだろう。

他にも立派な館は多かったが、如何せん激しく暑かったので三宮センター街で
UVカットした。今更ながらアーケードの紫外線遮断効果には感心させられた。

三宮一貫樓へ入った。豚まんと呼ぶのに抵抗がある。岐阜では肉まんと言う。

大盛りの鶏の唐揚げ。食べているうちに左の顎がちょっと疲れた。

これがとても美味しかった揚げそば。大ジョッキの生ビールによく合った。

ソウルのそれとは雲泥の差で秀逸な焼餃子。呑み込めるほど美味しかった。

腹十一分目となり、食べる気力も0となったので安心して中華街の南京町へ。

6月の雨にも降られず楽しく過ごせた。だが、思い出作りには少々暑過ぎた。


卯乃家と奈良の女と未確定なアボガド料理(大阪府大阪市)初日

ここは大阪。創菜ダイニング卯乃家で仕事の打ち合わせかたがた会食をした。

その店は、ほぼJR大阪駅前のヒルトンプラザウエスト内にあった。

交通の便が最悪な奈良県出身の2人。左から野津裕美さんと川辺真紀さん。

愛想はいいが粗相も多かった店員。ちなみに、つい先日まで川辺真紀さんの
頭にはシラミが湧いていたそうだ。感染が怖かったので一定の距離を保った。

たしかアボガドの料理だと思ったが、間違っていたら興味と仕方のないことだ。

店を出ると大阪の夜もいい感じに更けていた。しかし、まだ午後7時半だった。


由布院温泉と由布岳と金鱗湖(大分県由布市)最終日

午前3時に起きたが辺りは当然のように真っ暗だったので、また寝た。
そして、午前6時を回った頃に部屋の露天風呂に首まで浸かった。

ちょっと熱めの湯だった。首まで浸かるのに2分ほど要した。

その後、宿の周りを軽く散策した。

朝陽にまぶしい由布岳。昨日とは打って変わって快晴だった。

遠くに立つ湯けむり。見慣れない私の目には、山火事としか映らなかった。

空気が澄み渡っているようだ。とても山々がキレイだった。

教科書で見たような風景。また景色。濃淡の緑のコントラストが実にいい。

ひとまず宿に戻って朝食。ゆふいんビールを飲んだが、普通のビールだった。

チェックアウトをし、宿を出たところに馬車が通った。

ゆふいん駅。案の定、平日だというのに観光客が多かった。

マニアにはたまらない駅舎。風情があって実にいい。

別府→湯布院までは車で来たので、次に来ることがあれば電車を使いたい。
次に来ることがあればの話だが。

駅前から金鱗湖に向かって歩いた。見上げれば薄曇の空となった。

そのせいだろうか、寒さが一段と厳しくなってきた。
左手にホカロンを握り締め、かじかんだ右手で撮影した。

どこにでもあるような風景だが、現実にはどこにもない。
変に哲学的なことを口走ったのも、きっと厳しい寒さのせいなのだろう。

湯布院とどこがどう関係あるのかまったく理解できないジブリ系。
しかし、店内は人で溢れていた。恐るべし、ジブリパワーだ。

南極の真ん中でストーブを発見したような感動を覚えた手湯。
これが真夏だったら確実に素通りしただろう。

金賞コロッケ。当然のようにそそくさと素通りした。

風情ある街並みを破壊するデザインとしか私の目には映らなかった。

目を休めるために由布岳を少し望む。

すると、その先にまた派手なデザインの五衛門があった。でも、ここは許す。

押し花のようなせんべいの製造風景。若い女性店員が黙々と作っていた。

五衛門でなめらかプリンを食べた後、さらに金鱗湖に向かって歩き始めた。

ふと手前の外国人と目が合った。別にあなたを撮影したいわけではない。

それにしても賑わう界隈。ゴールデンウィークともなるとさらに凄まじいようだ。

しかしながら、そのせいかどの商店の営業努力も100%乏しいであろう。
放っておいても全国からお客が来るのでは、それも分かる気はするが。

「草庵 秋桜」と看板があった。おそらく二束三文だった大昔からの広い土地を
先祖がたまたま所有していたのではと正直なところ思ってしまった。

こちらも立派な建物だが、看板を確かめることもなくそのまま通り過ぎた。

民芸村の門をくぐった。どうやら拝観料が要るらしいので、すぐに引き返した。

楽しみだった大分名物のとり天を食べようと小さなテナントへ入った。

これがとても美味しかった。+ビールがあれば何も言うことはない。

その店の前の川。今までに1000人は落ちているだろうと勝手に思った。

ピンクのしだれ桜が印象的だった。湯布院の桜は、すでに散り始めていた。

先週は24度もあったらしいが、今日の気温は6度だった。
由布岳の冠雪も、この時期には珍しいとのこと。

金鱗湖に到着した。いい。何もないが実にいい感じの小さな湖だと思った。

水彩画を始めたらこれを描こうと思った。これもあくまでも始めたらの話だが。

金鱗湖を堪能し終えると、来た道をそのまま折り返した。

ゆふいん駅前まで戻り、花水木という飲食店で昼食を取った。とり天定食だ。

橋の上。風が冷たく強かったが、陽は神々しく照っていた。

またいつか訪れるかも知れないが、そうそう滅多に行くこともないとは思い、
風景の画像を大量に撮った。観光化され尽くした感もあるが、いい街だった。


地獄めぐりと関アジと豊後牛(大分県別府市・由布市)初日

日頃の疲れを癒そうと全国レベルで有名な湯布院へと向かった。

しかし、せっかくなのでそこへ着く前に別府で降りて地獄めぐりを楽しもう。
小倉からソニック19号に乗り、別府へ。

ソニックには初めて乗ったが、差し詰め線路の上を振り子のように走る
岐阜バスといったところだろうか。

それから1時間16分後、別府駅に到着。駅前の手湯。

曇り空。さっそく地獄めぐりをスタート。まずは海地獄から。

真っ青。硫黄泉が吹き出し、それが風に乗ってメガネに降り掛かる様が
私には嫌でたまらなかった。フレームが錆びる気がする。

鬼石 坊主地獄。石頭の坊主がそこかしこに居るのかとほんの一瞬思ったが、
そんなはずもない。

まるで『妖怪人間ベム』のオープニングシーンのようだった。
これが坊主の所以なのだろうか。

続いて、山地獄。思いのほか質素な感じだった。

海があるから山もないとまずかろうにと思い、設けた地獄だろうか。

なぜかアフリカゾウとフラミンゴとラマとカバがいた。

かまど地獄。犬山市にある桃太郎神社の人形と同じような造り物が。

これは見事なほど真っ青だった。この近くにあった足湯に浸かり、
石垣まんじゅうを食べた。その次に向かったのは白池地獄。

温泉熱を利用した熱帯魚水槽があった。そこに2匹のピラルクーが。

こんなところにいるとは予想外だったので、思わず動画を撮った。

そこで肝心の白池地獄と言えば、言うほど白くはなかった。

そして、ちょっと離れた場所にある最もメジャーな血の池地獄へと向かった。

今までのそれとは比べものにならないほどお金が掛かっている。

この看板の横で観光客がひっきりなしに撮影をしていたので、
その合間をぬって激写。

しかし、よく見るとここもそれほど赤くはないし、血の池とは大袈裟だろうに。
試しに一度くらい大量の赤い絵の具でも流し込んでみてはどうだろうか。

最後に、その隣の施設内にある龍巻地獄へ行った。
30~40分間隔で噴射するらしいが、ちょうど終わったばかりだった。

当然のように次の噴射を待つことなく、その場を立ち去った。

雨が降ってきた。明礬温泉へと向かった。

異様なほど韓国人が多かった。店員は韓国語が話せるのだろうか。

右手の棟は家族風呂らしく、「入浴中」と書かれた看板が掛かっていた。

湯布院町へ。町名は「湯」だが、市名は「由」。ゆえに、由布市湯布院町。
実に紛らわしい。宿は、趣きあるやまだ屋

こじんまりとした癒される空間のロビー。

夕食。別注文の関アジ。ぷりぷりで美味しかった。この場合、
「プリプリ」よりも「ぷりぷり」のほうが表現としては正しい気がする。

豊後牛も出たが、やはり魚のほうが格段に美味しく感じた。


※アクセス制限(dandysugiyamaがYouTubeにログイン状態時のみ視聴可能)

最近、口から食べるのも疲れるので、ときどき鼻から吸引したくなる。
当然、一度もやったことはないが。

この後、部屋にある露天風呂に肩まで浸かった。


続・小春日和の富山にて(富山県富山市・魚津市・滑川市)最終日

富山の2日目。午前6時に起床し、6階の自動販売機でペットボトルを買った。部屋がひどく乾燥していたので、一気に飲み干したら案の定、むせた。

また、部屋中がまるでホルマリン漬けのようにアルコール臭かった。その臭いでさらに酔いそうだったが、胃腸は2時間で飲める状態に戻った。

富山市役所の展望室へとエレベーターで昇った。晴れていれば立山連峰が見えるらしいが、岐阜県人は日頃から山を見飽きているので興味も薄い。

路面電車に2区間だけ乗った。西町で降りたが、どれだけ乗っても200円。

創業80年の池田屋安兵衛商店に入った。体に魂を返してくれる反魂丹という薬を販売している。

何代目かは存じ上げない店主が、こちらが頼んでもいないのに丁寧な解説付きのパフォーマンスを見せてくれた。

そこで、ちょっとやってみて下さいと言われたので快くやってみた。

店主曰く、素晴らしい出来栄えとのこと。たった1円にもならないが、こんなことでも褒められると嬉しいものだとつくづく感じた。

ブラックラーメンの本店。店の前に立つだけでしょっぱいニオイがした。この場合、「匂い」と「臭い」のどちらが的確な表現なのか迷ったのでニオイにした。

私もネットでたまに買う杢目羊羹の鈴木亭があった。

まだ午前11時だったが、氷見が本店のきときと寿司に入った。

寿司も美味しかったが、白海老の味噌汁が印象に残った。ただ、もう少し量が少なくてもいいのでは、とも思った。最後は砂利を食べているような気がした。

この後、予定外の魚津水族館へと向かった。詳細は、水族列伝No.003にて。

空と海。天候にも恵まれたので、ここで何も考えずに過ごしてみたいと思った。だが、半日もすると塩分が体の表面に付着すると思うと真剣にゾッとした。

デザイン豊富なかまぼこで有名な梅かまのU-mei館へ入った。実にさまざまなかまぼこがあり、何気に愉快な気分になった。

実際に作っている工場内が見学できた。

わざわざガラス越しに近寄り、手際のよい仕事を見せてくれた。ガラス越しなので会話も質問も一切できないのが残念だったが、訊きたいこともなかった。

岐阜へ向かう特急しらさぎ14号(16:11発)の中。車内でます寿司を買ったが、想像以上に量が多くて努力と根性で完食する頃には確実に飽きていた。


2月なのに小春日和の富山にて(富山県富山市)初日

北日本と勝手に自称する富山県へ向かった。富山へは過去に2回ほど訪れたことがあり、2回も行けば十分だとは思っていたが、また行くことになった。

JR岐阜駅にて特急しらさぎ7号。うっとりするくらいの実に美しいフォルムだ。動画を撮ろうと思ったが、今日のところはやめておいた。

12:18発の特急だったので、車内で幕の内弁当&缶ビールを買った。

15:28着。ここが和歌山駅でもおかしくはない、ほとんど特徴もない富山駅。駅はその地域の顔なので、もう少し個性を出してもらいたいものだ。

と思っていたら、路面電車が走っていた。これはかなりポイントが高いだろう。

ホテルへ向かう途中で遭遇した富山城址。次回はじっくり観たい。あくまでも次回があればの話だが。

午後6時を回った頃、幻想的な富山城址。

ここで一句ひねろうと思ったが案の定、何も浮かばなかった。

鯛家という生け簀のある料理屋に入った。どの角度からも真っ黒な物体にしか見えないが、ホタルイカ三昧。

白海老。富山では、昔はオキアミと同じ扱いだったとか。そんなことよりレモンを絞った後に、その汁が染み付いた指先の匂いを嗅ぐのが異様に好きだ。

不気味に映る富山湾の深海魚@げんげの唐揚げ。ゼラチン質の権化のような魚なので、揚げたそばから食べないと旨味が逃げるらしい。

中田由美子さん。40歳。旦那を皮肉った川柳を詠わせたら、北日本で1、2を争う逸材の持ち主。しかし、その需要は極めて少ない。

富山湾の刺身5点盛り。ホウボウがとても珍しかった。私にとってのそれは、水族館で愉しむ観賞魚の貴重な1つだ。

〆としてホタルイカのお茶漬け。しかし、この頃には酔っていて食べたことすら覚えていない。その後、小さなお好み焼き店に入った記憶が薄っすらとある。