午前0時52分に目覚めた僕。それってほぼ昨日じゃん。旅先のジジイの朝は気仙沼のサンマ漁より早い。一度でいいから死ぬほど鳴らしてみたい目覚まし時計のステキなアラーム。はい、ベッドから身を起こせば同じ目線に荘厳な和歌山城がある巻頭文はここまでです。案の定、モーニンキャソーと呼ぶことにした。さぁ、今から後ろから前から上から下まで本格的に攻めまくったろうじゃないか。
午前9時なのに体内時計はほぼ夕方とはこれいかに。ほら、ご覧。本丸御殿跡から撮った1枚だが、あたかも後光のような蒸気が舞っているようだった。それにしても美しい、愛らしい、素晴らしい。
イチイチイマイチな君たちも今一度、ほら、ご覧。天守最上階からの眺めは実にマーベラスだった。紅葉も『金色夜叉』の尾崎紅葉レベルでいい感じに紅葉だったとしか言いようがないっぷりだった。
芸術を探求し続けるこの僕としたことが、和歌山城のお隣にあるのに今まで一度も訪れていなかった和歌山県立近代美術館&博物館を一度目に訪れたらモーレツに立派じゃねぇかよ。さすが黒川紀章が設計しただけのことはある。彼も東京都知事選などに出なければ僕の評価はさらにアップしたのに。
あっちゃこっちゃ歩きまくってお腹もいい感じに空腹の4センチ7ミリくらい手前の状態になった。ちなみに、この数年間は-2センチ8ミリになっても平気です。ほう、それなりに良さげな雰囲気の『紀州のしずく』で「しずくの満足定食」を食べた。味もスタッフも偏差値68レベルで◎だった。
昨日のヘレかつと言い、今日の満足定食と言い、今回の旅のお店&お食事のチョイスは秀逸だった。それにしても満足定食なのにお子ちゃまのように満足に魚の骨も取れず食い方が汚くてすびばせん。
旅のスタートはスタバ。旅のゴールもスタバ。ここを訪れるためだけに和歌山電鐵の神前駅で降りた弘道に何かサービスしてやったらどうなんだ。ド田舎道を7分も歩いてスタバ@和歌山昭和通り店を訪れた僕は、どこで息継ぎをすればいいのかよく分からない商品名の「クランベリーブリスバー」をサービスでプレゼンツしてもらった小っちぇ珈琲で押し流した。和歌山にはまた2年後に訪れたい。