天下布武一覧

きっと何かが足りない大垣城と確実に何かが足りない細野敦郎@岐阜県大垣市

犯罪者が執拗に気にするのは指紋。昨今、ブームの真っ最中なのは瀬戸内レモン。この僕にとっての大垣は鬼門。連日の殺人的な暑さのために青春18きっぷの旅に出掛けられない僕の見せ掛けだけの心は悶々。新種の禁断症状だろう。とにかく列車に乗らないと体の震えが止まらない。この際、誠に不本意ながら近場の大垣くんだりで妥協しよう。ってことで、その背景の歴史は日本一レベルなのに行政のPRがあまりに下手過ぎて今ひとつメジャーになれない大垣城を一気に攻めたらすぐ飽きた。

せっかくここまで来たんだから大垣で一番有名な高級クリーニング店でこの僕という厄介な汚れ物を洗濯してもらうべく高級クリーニング店の島円を訪れた。当然のことながら高級クリーニング店には手ぶらでは入れないため近くのファミリーマートでガリガリ君の梨味を8本ほど買ったった。結果、高級クリーニング店はそこらのスーパー銭湯とは若干、カテゴリが異なるためこの僕のような厄介な汚れ物を洗濯することは無理とのこと。だって、汗だくだよ。まあいい。お詫びのしるしに目の前の『酒井亭』で「にしんそば」をおごってもらった。気分転換の暇つぶしには打って付けの男だった。

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宇和島城と大洲城とスタバ松山いよてつ会館ビル店@愛媛県宇和島市・大洲市・松山市

次に宇和島を訪れた際には太刀魚の巻焼きが食べてみたい。ま、次があればの話だが。えー、絶対に宇和島に来てくださいよぉ!だったら旅費交通費+食費を払え。一人芝居もそこそこのエネルギーを消耗する今日この頃、メインディッシュである宇和島城を朝っぱらからあの手この手で攻めたった。

いいですねぇ~!清く正しく美しい霊長類なら誰でもご存じの現存天守12城の中のひとつだよね。

天守の開場時間は9時だったけど1秒でも1ミリでも一緒に寄り添いたいからと8時ちょい過ぎからこうして360度、舐めるように眺めていた僕がいた。マニア垂涎の天守を貸し切り&独占したぜ。

くるっとバク転すると元に戻るが、フツーに振り返れば絶景の宇和島湾が僕を歓迎してくれていた。

そして9時。正式には8時59分に左足から天守に踏み込んだ。素晴らしい梁と柱じゃないですか。

天守最上階の床にゆっくりと腰を下ろすと、しばし有休は1日もないけど悠久の歴史に身を委ねた。

宇和島城には天守の他に現存する建造物はあとひとつある。それが上り立ち門だよ。詳細はググれ。

後ろ髪を引かれながら宇和島城を後にすると伊予大洲駅へと向かった。髪も引けるうちが華だよね。

駅から城下町までは徒歩25分と若者には楽勝だが年寄りには苦しい何気にビミョーな距離だった。その中間に属するこの僕は、雨なら激高するが今回もてるてるてる子ちゃんEXパワーでモーレツにピーカンだったゆえに気分は最高だった。その途中、村田文福老舗で月窓(げっそう)餅を買った。

今さらだが大洲は「おおす」ではなく「おおず」と読む。おぉ!青空を借景に大洲城のお出ましだ。

この破風の間(はふのま)の小窓から鉄砲などの武器を使って敵陣を攻撃できるようになっている。

そこに寝そべり滔滔と流れる肱(ひじ)川を一人きりしばし眺めた。心地良い風が吹き込んで来た。

小窓を外した4K画像はこれだ。青い空、一片の白い雲、深緑の山々、ピーヒョロロ~と鳴くトビ。そして清流の肱川。絶景のロケーションだよね。土地がタダでも決して住みたいとは思わないけど。

その後、重要文化財の櫓などを丁寧に回ったった。そして『東京ラブストーリー』でカンチとリカが一緒に歩いたおはなはん通りをヒロミチも歩いた。ちなみに、1話どころか1分も見ていないけど。

伊予大洲を後に四国の大都会である松山へと向かった。なんだかんだぷらぷらしながらスタバ@松山いよてつ会館ビル店で「石窯フィローネラタトゥイユ&チキン」とソイラテを摂った。これが今日の唯一の食物だった。食べ物ではなく食物。午後9時40分。松山から高速バスで名古屋を目指した。

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久保田城と小玉醸造の伊藤久視さんと稲庭うどんたち@秋田県秋田市・潟上市

秋田の朝はムダに早い。おはようございます。4時からやることがなくてヒマで仕方なかっただよ。これは秋田弁じゃないわな。メロンパンを食べると久保田城へと向かった。ほぼ貸し切り状態の中、「長いこと待たせてゴメンね」とつぶやきながらゆっくりとじっくりと後ろから前から攻めたった。

コンクリート造りとは言え、やはり御隅櫓はいい。貸し切り状態の中、あの手この手で攻めたった。

久保田城を後にした僕は、JR羽後飯塚駅へと向かった。その際に秋田駅にて職員に「羽後飯塚駅や男鹿駅でSuicaは使えますか?」と尋ねたら「あぁ、それは秋田県では使えませんよ」とのこと。え?と思って自動改札機を見たら新幹線が発着する秋田駅でも未対応だった。恐るべし秋田。で、場面は変わって真新しい羽後飯塚駅はムダにピカピカで特にトイレは「ほう、ここまでキレイにする必要があるのかよ!?」とツッコミたくなるくらいキレイだった。地元の有力者の実家があるのだろうか。

「なんでそんな駅で降りたのよ?」「そこに羽後飯塚駅があったからさ」。んなこたあない。そう、モーレツに老舗の小玉醸造の伊藤久視ちゃんに会うためだがね。本当に懐かしいよね、伊藤ちゃんも相変わらず飲んじゃ食っちゃしてぶくぶくと元気そうで僕も安心したよ。今回が初対面だったけど。まあいい。どう見えるか知らないが、こう見えても伊藤ちゃんはネット通販の責任者ゆえに購入時に「杉山さんの紹介です」とメッセージを添えると特別に消費税が25%にはね上がるかもよ(爆)。

「せっかくなのでどうぞ」と案内してくれたのは、テレビなどではよく見るけどラジオでは物理的に見えない醤油や味噌、酒などが熟成されている秋田杉のいぶし銀の樽。ま、せっかくなのでどうぞと言われてもねぇ。温泉だったら喜んで入るけど僕、樽の中で発酵するにはちと早いような気がする。

「では、名古屋に行った際にまたお会いしましょう」と伊藤ちゃんは言ったけど、そー言って本当に名古屋に来た奴はいない。せっかくここまで来たのでJR男鹿駅へと向かった。滞在時間は40分。駅前でたい焼き店を見つけた。そこのおばちゃんと秋田文化に関するカンバセーションを楽しんだ。あろうことか、おばちゃんの実兄が岐阜県大垣市にいるとのこと。あんなへんぴな田舎に可哀想に。

「おばちゃん、ゴメン。僕、もう帰らないと」「君の名は?」「源五郎丸」。はいはい、ルイルイは太川陽介だが『佐藤養助秋田店』では「稲庭うどんの天丼セット」を堪能した。初日にきりたんぽとハタハタを制した秋田検定15級の僕の最後の標的は稲庭うどんだった。パトラッシュ、見ただけで腹四分目だったので稲庭うどんだけにしておけばよかったよ。中学時代の持久走並みに苦しかった。

満腹で腹が立ちまくっていた。この怒りを藤田嗣治の作品にぶつけようと秋田県立美術館を訪れた。いい絵画は最高のデザートだね。その後、リアルなデザートを求めて『福多珈琲』でまったりした。

「そろそろ明日のメロンパンを買いにローソンに行くかな」。そうつぶやきながらカフェを出た僕。ふと振り返ると安藤忠雄作の美術館は100%美しかった。やっぱ粒あん系のデニッシュにしよう。

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大溝城と浮御堂とスタバ大津堅田店@滋賀県高島市&大津市

早いもので胃腸の不調により法隆寺行きを延期してから早3日。病み上がりよりも成りあがりよりも起き上り最中が大好物の僕がいる。説明しよう、起き上り最中とは岐阜市に本店を構える和菓子屋の最中のことだ。ちなみに「起き上がり」ではなく「起き上り」なのでココ、今度の中間テストに出るかもしれないよ。出ねぇよ。ってことで、青春18きっぷで最初に降り立ったのはJR近江高島駅。生徒が増えすぎたために臨時で建てた夏暑く冬寒い藍川中学校のプレハブ校舎のようでいい感じだ。

この僕は大溝城を攻めるためにこの地にやって来た。グーグルマップがなかったら確実に通り過ぎていただろう小道を弘道が入って行った。おぉ!わずかに石垣が残るだけだが涙が出そうになったよ。

1個1個の石の大きさに驚かされるね。そこで君たちにも一緒に驚くことのできる権利を与えよう。

この天守台の周りを生駒親正や京極高次などが城主として歩いていたと思うだけで『君の名は。』や『永遠の0』レベルの涙があふれ出るよね。ね?歴史の中に身を投じると様々なことが見えて来る。

大溝城を後にした僕はJR堅田駅で降りた。ここでの目的は浮御堂(うきみどう)を訪れることだ。もうピンと来たと思うが片平なぎさの2時間サスペンスドラマ『赤い霊柩車シリーズ』で神田正輝と彼女がよく来ていたね。必ず大村崑から「あっこはん、どこにおりますのや?」と電話がかかるし。

風が心地良かった。やっぱ淡水だよね。海水の風はベタベタするから吐くほど嫌いなんだよ。しばし琵琶湖の遠くを眺めながら一句ひねろうかと思ったものの案の定、何も浮かばなかった。その代わり「僕、ランチに行くけど、う~ん、君どう?」。う~ん君どう?うきみどう?失礼いたしやしたぁ!

なんてこったい!堅田くんだりにもスタバがあるじゃないか。ま、事前に調べて知っていたけどね。笑顔を絶やさずテキパキ働く女子スタッフばかりで僕、なかなか好感が持てた。「なんか忙しいね」「はい、今日は天気がいいからでしょうか?」で終わった。あと2~3回はやり取りがしたかった。

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城のグランドスラム(現存天守・国宝・世界遺産・杉山ベスト10)の姫路城は嗚咽するほど素晴らしい

ランチの一人前が罰ゲームにしか思えないナイスなジジイ@青春18きっぱーの春がやって北の湖。Yahoo!乗換案内アプリやグーグルマップがあれば、パスポートを必要としないジャパンエリア内なら無事に目的地にたどり着くことができるいい時代だ。「しもしも、デストラーデ?」の頃には想像もつかなかったことだよね。おったまげー!で、この僕には劣るものの圧倒的な存在感を誇る姫路城。

この僕と1ミリでも関わりを持っている君たちなら「1+1=田んぼの田」レベルで常識のはずだが今一度、解説しよう。全国に現存天守は12あり、その中で国宝は5つある。リピート・アフター・ミー・カモン!姫路城・彦根城・犬山城・松本城・松江城、オウ・イェ~!さらにその中の彦根城が世界遺産を狙っているようだが、世界遺産の冠が付くと逆に香り高き珈琲に白湯を注ぐような感じでシャビシャビ感が増すからよしなよ。ただでさえ、ひこにゃんで城の価値がストップ安なんだから。

ちなみに、タイトルにあるグランドスラムと言えば4つないと「らしくない」ので杉山ベスト10をむりくり足しただけであり、さらにちなみに「嗚咽するほど素晴らしい」は、Charの『気絶するほど悩ましい』を援用している。「え?どんな曲?」「ググれ」。話を戻そう。この太い丸太を見てよ!「すっげぇ!すっげぇ!何気に間に挟まってんじゃん。すっげぇ!」とずっと興奮していた僕だが、どいつもこいつも見向きもしないで足早にスルーしていた。もったいない・・・。すっげぇのにね。

以前にもお聞きしたと思いますが「美しい石垣に頬ずりをしたいと思ったことはありませんか?」。素晴らしい扇の勾配じゃないですか。この鋭角な算木積みがたまりません。今年一番の鋭角ですな。

ちなみに、あいつもそいつも間違えているけど「天守閣」じゃなくて「天守」が正解だよ。だから、この僕の前で「天守閣」なんて言ったらぶっ飛ばすぞぉ!しかし、いいですな。人間と別れるときは悲しいどころかせいせいするけど今日の姫路城との別れは名残り惜しいよ。また近いうちに会おう!

その他にも大量に撮影したもののブログに掲載すると縦に3メートルくらいになるので様々な問題が発生する恐れがある。そのためいつもどおりGoogle Mapsにアップして終わる。その後、姫路城内にある庭園の好古園を訪れた。すると『活水軒』でこの僕に「食べてよね」と地味に地道に訴えかけるメニューがあった。それは数量限定の「いろどり活水軒官兵衛弁当」だった。午後3時に入ったのに食べることができて僕は本当に盛っているいや、持っている男だぜ。っていうか、そもそもそんなに売れてねぇんじゃねえのか。まあいい。今回だけは勘弁してやろう。真っ白でステキな一日だった。

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うな昇と桜洞城と萩原諏訪城とアン・デュ・プレジールの青春@岐阜県下呂市

そのとき僕は53歳でJR岐阜駅のホームに一人きり立っていた。「東へ行こうか、それとも西か。ふ、まだ決めていないさ。そうだ、次に来る列車に飛び乗ろう」。僕は目を輝かせながら今日の僕の一日を運に任せ、天に預けた。バックパックの中には日帰り入浴セットが思いっ切り入っていたけど大和田(爆)。ハハハ、3日も前から下呂温泉に決めとったっちゅう話やがな。そう、昨日から青春18きっぱーの熱い春はスタートしたんだよ乗り鉄ベイベー。で、JR下呂駅に着くや否やサクッと『うな昇』で「上うな重」を食った僕がいた。共演者は生ビールと枝豆と梅酒のロックたち。うん、無難に美味しいし店員の応対も丁寧でOKだけどきっと再訪はないだろう。その理由は分からない。

誰も訪れないだろうスポットを一人占めするという行為は、デコレーションケーキの真上から自分の顔面を垂直に落とすことのできる権利を獲得したのと同じくらい新鮮でうれしいものだ。とは言え、火の点いたローソクだけは勘弁だよ。その歓喜を実感すべくJR飛騨萩原駅に降り立った僕だった。

うん、たしかに誰もいないどころかカラスすら寄って来ねぇぜ桜洞城。下呂市の指定史跡だったら、ちったあ雑草くらい刈ったらどうなんだ。これじゃあアオダイショウでも道に迷っちまうだろうに。

桜洞城を後にした僕は、あまりの方向オンチゆえに来た道を戻るしか元の場所に戻ることができない弘道が来た道を戻っている真っ最中に石田さんから細野敦郎に対する愚痴の電話がかかって来たので嗚咽するほどの凄まじい孤独から脱出することができた。ありがとう、僕の貴重な残念ちゃんたち。その23分後に次なる目的地に到着したが、なんてこったいトンビすら寄って来ねぇぜ萩原諏訪城。

もう大都会のお家へ帰ろう。ってことで、当然のように来た道を塗りつぶすかのように丁寧に歩いていたら駅のすぐ近くでクレープ専門店『鈴木杏樹がプレデター』いや『アン・デュ・プレジール』とめぐり会った。ここでめぐり会うのも何かの縁だろう。そして僕は期間限定の「ガトーショコラ」と愛し合った。いい一日だった。来月も同じコースを歩けと言われたら確実にキレる自信はあるけど。

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まったく期待していなかった九十九島水族館海きららは必要以上にいい!

「ナイスなミドル以上、シニア以下のジジイの朝はムダに早くて一日のスタートはスタバから♪」とその気になって探せば『日本書紀』の37ページの5行目にそう書いてある。ってことで、昨日とは別のスタバ@佐世保四ヶ町店に入るとソイラテをまったり楽しむのではなく佐世保駅までズーズーとすすり歩きしたった。

市営バスに260円も支払ったかいもあり、確実に九十九島水族館海きららに到着した。あいにくの曇天っぽいがそこは大丈夫。だって水族館は屋内だから。いい年こいたら紫外線はお肌の敵なのよ!

ピロリ菌いや、最近のこの僕って疲れているのだろうか。いつもだったら獰猛な魚たちとのご対面を待望しているはずなのにビフィズス菌いや、最近では癒し系を求めているそんな気がする僕がいる。

ほら、こっちでも。蘇我入鹿ちゃんがボールを持って「ねぇ、ぼくといっしょにあそばないかい?」ってロシア語っぽい超音波で語り掛けているじゃないか。ハハハ、新種の耳鳴りかしゃん。

エイの吸盤のような大きなお口にスルッと吸い込まれたらさぞかし楽だろうね。僕はゴメンだけど。

おいおい、やめてくれよな。『007』のオープニングシーンのようじゃないか。あたかもこの僕がジェームズ・アロンアルフア・ボンドみたいじゃん。説明しよう、正式には商品名の最後の「ア」は小文字ではないアロンアルフアが正解だ。よかったね、今日もタダで目からウロコの知識が増えて。

そして僕は途方に暮れかける前に物理的にグリーンな特急みどり12号に乗って佐世保を後にした。

その後、もう一度だけ福岡城の石垣と愛し合いたくなった僕は地下鉄の大濠公園駅から地上に出た。かと言って、ちったあモグラの気持ちが分かったようなそんな気がするはずもない。

ふと歩いて数分の場所に長浜ラーメンの有名店があることを思い出した僕は、せっかくなので訪れたった。が、そりゃまあひどい雰囲気の店内だった。ラーメンは美味かったが、ヤング男性店員たちが地元の偏差値37レベルの高校のサッカー部の補欠たちが戯れるような感じの小汚い私語を標準語のように使って縦横無尽に飛び交っていた。よく世間はこんな店を有名店と認めるもんだな。つくづく世の中は甘いと感じた一幕だった。再訪は腐ってもあり得ない。

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平戸城を中心に平戸の風情ある界隈や小路や食事を満喫してご満悦

天気予報は曇だが、それに反してすっげぇ快晴!そう、僕はもっている男なんだよ。でも、できれば天気より現金をもちたい。ってことで、路線バスで片道1時間半ほどかけて平戸を訪れた。平戸城がなければ死ぬまで訪れることのない場所だったかもしれない。全国の城には非常に感謝をしている。しかし、人間に感謝をすることは滅多にない。そこが僕のいいところでもあり魅力でもある。そして案の定、平戸城の四方八方の眺めは絶景だった。午前10時、平戸城の一枚が逆光なのは仕方ない。

この絶景をチェルシーのように君たちにも分けてあげたい。君たちってつくづくハッピー野郎だね、タダで旅行気分が味わえて。ま、あくまでも「気分だけ」だけど。

だから僕は、

君たちが思っている以上に

いい人です。

「あ、こっちから撮れば逆光じゃないんだ」と気付いたこの僕はあまりにステキだった。もう訪れることもないかもしれないと、しばしセンチメンタリーな気分に浸りつつ見上げていたけど首に負担が掛かるのでそこそこでお暇した。お暇は「おいとま」と読んでくれ。

そこから市役所方面にぷらぷら歩いていたら年季の入った幸橋と遭遇した。「ふ、小っちぇ橋だぜ。眼鏡橋といい長崎は小っちぇ橋の博物館かよ!」と大胆なひとり言をつぶやいていたら「国指定重要文化財」という看板を発見してマリアナ海溝より深くお詫び申し上げた。そーいえば、眼鏡橋も重要文化財だった。長崎最高!忘れていなければ、今年はふるさと納税を48万円分くらいするからね。

いい。ここは実にいい。随分前に雑誌で見かけたすっげぇ趣のある階段の小路がここ「寺院と教会の見える風景」だった。例によって一句ひねろうと思ったが、例の如く何も浮かばなかったのは思ったとおりだった。今の時季もいいが、蝉の鳴く夏や蝉の声が遠くなる秋もきっといいだろう。

美しい教会だ。その教会の自動ドアが開かなかった。この僕が浄土真シャーだからだろうか、悪魔のような性格だからだろうか、まだちょっと時間が早かったからだろうか、単に機械の故障だったからだろうか、それとも僕の存在と体重が軽すぎたからだろうか。どちらにしてもそーいうことだった。

そこそこ歩き疲れた感がフルマラソンに例えるところの38キロ付近に達した。ちなみに、この僕の長距離の条件が800メートル以上というのはご存じのことだろう。そこでだ、頑張った弘道君へのご褒美だろうか、うれしいことに足湯をひとり占めできた。僕ってさ、足でも小指を立てられるの。

そんなこともあり、「え?どんなこと?ねえってば」。知らんがな。午前11時のオープンと同時に『あまちゃん』の暖簾をくぐって「あまちゃん定食」を食った。ほぼ食い終わる頃、佐々(ほぼほぼ地元)から来たという「妙齢に4を掛けて3で割ったくらいの年齢」のご婦人方4人が入って来た。すると「あの人って1人で来ているのかしら」「平戸の人かしら」と僕の噂をしているヒソヒソ声がパナソニックのテレビのボリュームで言うところの21の音量で聞こえた。おいおい、平戸にこんなイケテるジジイはいない。(中略)なんだかんだで命からがらご無事に逃げ切ることができたがね。

そのとき僕は53歳で、その3日前も53歳だった。そんな僕はオランダ塀と呼ばれる高台の坂道で54歳を迎えたいとは1ミリも思わなかった。でも、何気にいい雰囲気だったので僕はオランダ塀を全面的に応援している。だが、応援されているオランダ塀はそのことに気が付いているのだろうか。

オランダ塀から海を臨むと平戸城が見えた。う~ん、これはさすがに無敵の下呂温泉でも味わえない風景&感慨深さだ。水彩画を描きたくなったが、自分が油絵派だったことに気が付いて愕然とした。

青い海と青い海をめぐるその風景を眺めながら「ジャガタラの道」を歩いていたら松浦史料博物館に着いた。なかなか趣があると思いきや県指定文化財だった。国指定よりは劣るが、そこはそれなりに素晴らしいだろう。2分前に気付いたんだけど僕って肩書きやブランドに弱いかも大和田(自爆)。

当然、帰りも1時間半ほどかけて佐世保にご帰還した僕だった。そして、一日の〆はスタバ@させぼ五番街店、君に決めた!しかし、どうもTSUTAYAとのセット販売システムがこの僕の性に合わない。とは言え、ベンチに腰を下ろして海を眺めながらのソイラテタイムは私腹を肥やすときいや、至福のひとときだった。

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沼津港深海水族館と沼津バーガーとどうよ?富士山よ

さぁ、風邪でうだうだしていたせいで出遅れてしまった青春18きっぱーの旅の開幕だ。そこでだ、今回は沼津三昧といこうじゃないか木下君。以前にも言ったが、この僕の過去にも現在にも未来にも木下という名の友人はいない。もし君が木下氏ならば残念ちゃん。で、沼津までは往復約9時間だ。往復5時間以内なら「あっと言う間」のこの僕だが、それが10時間以内となると「おっと言う間」にバージョンアップするんだ。うん、日帰り旅はちょっちツライって感じ。12時55分に到着した沼津駅はほぼ大垣駅と同じレベルだった。これは決して褒め言葉なんかじゃないから念のため。

まずは駅から歩いて5~6分の場所に沼津城がひっそりとあった。これまた何度も言うが「城址」や「城跡」ではないの「城」なの。天守があろうがなかろうが、そこはお城なの。ちなみに「天守閣」じゃないの「天守」なの。安土城だけは「天主」なの。

そんな大胆なひとり言をつぶやきながら一人、狩野川を眺めた。僕は川が好きだ。革も好きだ。

ってことで、駅から歩くこと約20分。今回の主たる目的であるところの沼津港深海水族館に確実に着いた。第一印象は、生徒が多過ぎるために突貫工事で建てられた藍川中学校のプレハブ校舎かよ!ってところだろうか。まあいい。

深海というだけあって物理的に真っ暗だった。ま、お先真っ暗よりはずっとマシだけど。

そして、ザ・シーラカンスだ。冷凍とは言え、ガラス越しに本物のシーラカンスと対峙できるなんて素晴らしいじゃないか木下君。

小学6年の図工の時間に木版を彫る授業があったが、その際にシーラカンスを彫ったくらいすっげぇ思い入れが強いこの僕は必要以上に感慨にふけった。だって、シーラカンスだよ。

そうは言っても歩き回ったせいで30デシリットルくらい腹が減った。そこでお隣にある『沼津バーガー』で「まぐろバーガー」を食べた僕だった。が、正直、ここは漁港ゆえに周りには嫌というほど新鮮な魚を食わせてくれる店が並んでいるので、そこらへんで海鮮丼でも食べるべきだったよ。この店にはビールもないしね。

ハンバーガーにコーヒーだぜ。どうよ?富士山よ。朝、目覚めたら富士山がそこにフツーにある生活はどんなだろう?と考えたことなど一度もない。だって、こっちには金華山があるじゃん。「あぁ、岐阜城だ」と朝っぱらからはっきりとした滑舌でご発声したことなど一度もない僕。それと同じだ。

午後8時、そうこうしているうちに岐阜駅に着いた僕だった。やっぱ中途半端に暮らしやすい岐阜が好き。だって、生中が390円だよ。

ハイボールは290円だよ。そこでひとつ提案なんだが、君たちも岐阜に住んでみないか?その頃の僕はと言えば、石垣島に移住していると思うけど大和田(爆)。あとは君たちに任せた。

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杉山城と呼んでもいいくらい大好きな犬山城

快晴の午前9時から午後5時までは近くの城めぐりに限る。ってことで、次女と結衣ちゃんを連れて犬山城をあっちゃこっちゃから攻めたった。食事は城下町にある昭和横丁でジャンクフードと居酒屋料理の中間から若干、前者よりの品々をゆっくり食べた。

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